コインテレグラフ後援のイベントBlockShow Asia 2018(ブロックショーアジア2018)

 

「BlockShow Asia 2018(ブロックショーアジア2018)」とは、2018年11月にシンガポールで開催された仮想通貨業界のイベントです。仮想通貨に特化した世界最大のメディア「コインテレグラフ」の全面後援により開催され、世界各地から約2800人もの人が訪れました。

BlockShow Asia 2018(ブロックショーアジア2018)

・弱気相場にかかわらず大きな盛り上がりを見せた
・ビットコインは2~3年後に値上がりするとの予想も
・今こそ仮想通貨に投資すべきとの意見も

弱気相場にかかわらず大きな盛り上がりを見せた

2018年に入って以降、仮想通貨相場は長く厳しい状況にありますが、シンガポールで開催されたBlockShow Asia 2018は約2800人もの来場者を集め、仮想通貨の盛り上がりを誓った熱いイベントになりました。仮想通貨やブロックチェーン技術の分野におけるリーダーやインフルエンサーらが50名以上も登壇し、仮想通貨の取引所、AI、規制、変革性について議論が展開されました。「仮想通貨の冬」と「弱気相場」がこのイベントで最も取り上げられた言葉というところに世相が表れていますが、参加したあるブロックチェーン企業のCEOは、「ここの仮想通貨の冬は暖かい」と表現しています。

ビットコインは2~3年後に値上がりするとの予想も

ビットコイン価格の大胆予想で知られるアメリカのアナリスト、トム・リー氏もこのイベントで登壇し、弱気相場の今こそ仮想通貨投資のチャンスだと持論を展開しています。リー氏は、今の仮想通貨の下落の背景要因について、ビットコインキャッシュのハードフォーク、米証券取引委員会のICOに対する規制措置、世界規模で起きている株価の下落の3点を挙げました。それを踏まえつつ、リー氏は、ビットコインの価格は2~3年後にふたたび上昇するはずだと述べています。まだ短期的にはさらに下落する余地はあるものの、まだ黎明期と言ってよい仮想通貨は今後新たな資産になるだろうと考察しました。

今こそ仮想通貨に投資すべきとの意見も

イーサリアムのブロックチェーンを用いる分散型SNSプラットフォーム「ミスリル」を創業したことで知られるジェフリー・ホアン氏も登壇し、「仮想通貨は弱気相場だが、そのおかげでリスクを取ってでも新しいものを作ろうとする人だけが残る」と語りました。また、香港の仮想通貨取引所「BTCC」の創業者ボビー・リー氏も、弱気相場の今こそビットコインの投資を勧めると語っています。仮想通貨の本質についてちゃんと理解して、しばらく売らずに保有するべきとのことです。