世界最大の投資ファンドBlackRockが仮想通貨市場に参戦する日は来るのか?




2018年7月、冷え込む仮想通貨市場に待望の噂が広まりました。BlackRockが仮想通貨市場に参入するかもしれないという噂です。

・BlackRockとは世界のGDPの8%を運用する最大の投資ファンド
・BlackRockが仮想通貨市場に参入することで、5.4 兆円の資産が流入する
・しかし、BlackRockのCEOは政府が仮想通貨を認めない限りは市場に参入しないと語った

BlackRockが仮想通貨に手を出したらどうなるのか?果たしてその日は訪れるのか?考察していきます。

BlackRockとは何なのか?

日本で暮らしている人には耳馴染みが無いかもしれませんが、欧米で暮らし、特に金融関係の仕事についている人間にとって絶大な威光を持って語られる投資ファンドがBlackRockです。

1988年に設立され、ニューヨークに拠点を置きながらアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなど世界24カ国に支店を持ち、11,400人以上の従業員を抱える巨大企業です。運用資産は6.29兆ドル(約700兆円)、全世界のGDPの8%以上を運用する世界最大の投資ファンドです。

そのBlackRockが、仮想通貨市場に参入するという噂が立ったのが2018年7月です。噂の出もとはFinancial Newsによると、「BlackRockが仮想通貨市場へ5.4兆ドルの運用資産での参入を検討中」とのことでした。2018年7月と言えば、仮想通貨市場は氷河期の真っ只中。そんな中に5兆ドルもの資金が投入されれば、一気に市場が活気づくのは間違いありません。

投資家達はにわかに色めき立ちましたが、その後一向にBlackRockが仮想通貨に投資するという動きは見られませんでした。

BlackRockは仮想通貨市場に参入するのか?しないのか?

結局、2018年11月にBlackRockのCEOラリー・フィンクの口から「ビットコインETFは扱わない」との発言が飛び出し、BlackRockの仮想通貨市場への参入は否定されました。しかし、ラリー・フィンクはブロックチェーン技術に関しては認めていて、ローンなどの契約に活用できる、と発言しています。

さらに、ラリー・フィンクの言葉をよく聞くと、ビットコインETFを提供しないとしながらも、「ただし仮想通貨が政府に認められるまでだ」とも言っています。フィンクは、仮想通貨が発展するには政府による認可が必要だと考えているようで、そうなった暁には仮想通貨市場への参入へ含みをもたせた形になりました。政府公認となるかどうかが、仮想通貨市場の復活の鍵を握っているのです。