Tezos基金が4つの主要な研究機関への助成金を交付!

Tezos財団は、コーネル大学、ベイラ・インテリオール大学、イリノイ大学のDecet Consulting、フランス国際情報オリンピックの4つの団体に助成金を交付したことを発表しました。

それぞれどのような団体で、交付したプロジェクトはどのような内容なのでしょうか?

詳しく説明していきます!

この記事のポイント
  • コーネル大学
  • ベイラ・インテリオール大学
  • イリノイ大学のDecet Consulting
  • フランス国際情報オリンピック

コーネル大学

コーネル大学のチームは、コンセンサスアルゴリズム、特にブロックチェーンプロトコルのシャーディングに焦点を当てて、2年間の研究を開始します

シャーディングとは

データを複数のサーバに分散させる仕組み。仮想通貨の取引処理を分割して複数のグループで検証を同時進行して処理し、取引量が多くなることで発生する承認の遅延を解決する。

コーネル大学のチームは、研究によって、取引量が増加して取引の承認時間が長くなる問題の解決を目指します。

ベイラ·インテリオール大学

ポルトガルに本拠を置く最先端の研究機関であるベイラ·インテリオール大学は、Tezos財団から2件のプロジェクトを支援する助成金を受け取る予定です。

最初のプロジェクトは、工場環境でのロボットの動作記録のためのTezosの実装に関する研究です。

2番目のプロジェクトは、2つの博士論文からなる研究で、マイケルソンなどのプログラミング言語におけるスマートコントラクトの統計分析などを行います。

イリノイ大学のDecet Consulting

Decet Consultingは、2017年にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の工科大学ゴードン・スペイグルによって設立された研究機関であり、地方分権化のための新しい方法を積極的に研究しています

この2年間の助成金により、Decetチームは、Tezosエコシステムのための確実にアクセス可能なオンライン開発者ドキュメントリソースを構築します。

このドキュメントは、開発者と開発者以外の方々がTezosを理解することが目的です。そしてその上でシステムを構築する方法についての技術仕様、使用説明書および指導ガイドがドキュメントに含まれています。

フランス国際情報オリンピック

フランス国際情報オリンピックは、Tezosコミュニティに力を入れるために、鉱業・テレコム研究所などと協力して、Tezos開発に関する教育コンテンツを開発します

開発する内容はプログラミング、高度なアルゴリズム、およびTezosの基盤となるテクノロジーです。

先ほどのDecet consultingとフランス国際情報オリンピックの両グループは、現在および将来のTezos開発者の教育訓練を支援します。

このような支援があるからこそ、将来のTezos開発者の育成につながり、Tezosプロジェクトの発展につながっていくのです。

まとめ

財団は、今月後半に研究助成金申請の正式な呼びかけを行う予定です。すぐに助成金を検討する必要がある研究機関からの助成対象者は、暫定的な助成金の形で申請することができます。

Tezos財団の主な任務は、Tezosプロトコルの長期的な成功をサポートすることです

科学者、研究者、起業家、愛好家が想像しているプロジェクトに資金を提供することにより、財団は分散型アプリケーションの開発および開発への参加を奨励します。

すべての当事者は、助成金提案書を提出し、Tezosに寄付するよう呼びかけられます。

このような寄付の仕組みがあるからこそ、Tezosが発展していくんですね。今後の動向にも注目していきましょう。