Tezosネットワーク上に構築される可能性のある新しいブロックチェーンベースのプロジェクトTokenTopsは、Chorus Mobility社のCEOと対談しました。
Chorus Mobility社とは、輸送のためのブロックチェーンソリューションを研究するR&D会社のことです。
Tezosネットワークは、ブロックチェーン技術をベースとしたソリューションの開発の中でも理想的なエコシステムであると考えられています。
他のブロックチェーン技術の中でも、自己修正機能やオンチェーンガバナンスといった仕組みは、安定したブロックチェーンプロトコルを求めているいくつかの企業の注目を集めています。
通貨保有者やマイナーの投票等によって決定されたコードのアップデートや変更が、そのブロックチェーンを構成するノードに自動的に採用される仕組みのこと。
そのいくつかの企業の1つがChorus Mobility社なのです。
Chorus Mobility社のCEOと対談
米国に本拠を置くR&D会社、Chorus Mobiloty社は、ブロックチェーン技術をベースにした輸送ソリューションの開発を目指しています。
TokenTopsは、前述のChorus Mobiloty社のCEOで創業者のWill Vorobev氏と、この会社が目指しているものや、他のブロックチェーンプロトコルよりもTezosを選択する理由について対談をしました。
Chorus Mobility社が目指しているもの
TokenTopsはWill Vorobev氏に対して、「あなたの会社のことを教えてください。あなたの会社が目指しているものは何ですか?」と質問をしました。
それに対してWill Vorobev氏は、「私たちは、輸送手段のソリューションに特化した米国のブロックチェーン研究開発会社です。私たちはその分野で複数の学術研究を行っています。
ブロックチェーンは、従来の決済プロトコルのより良い手段として、2014年に発見したツールでした。
私たちはTezosプロジェクトの大ファンであり、ブロックチェーンの上に、車両同士の通信と支払いのためのネットワーク層を構築する予定です。」
TokenTops氏はさらに、他のブロックチェーンよりもTezosを選ぶ理由について尋ねました。
Will Vorobev氏は、「多くの理由がありますが、主にスマートコントラクトでの正式な検証をサポートしてもらうためです。」
資金の調達
TokenTops氏は、今後のChorus Mobility社のロードマップについて質問をしました。
Will Vorobev氏は以下のように答えています。
「Tezos財団からの助成金を受け取るかどうかによって決まります。
私たちは適切な資金で1年未満でベータ版ではない正式なネットワークを開発できると確信しています。
Tezos用のいくつかのスマートコントラクトの構築をすでに完了しています。
しかし、Tezosの上に独自の自動車用ネットワークレイヤーを構築するには、もう少し開発と検証プロセスが必要です。」
Will Vorobev氏は、必要な資金を調達するためのICOやクラウドファンディングを開始を検討しています。
しかし、この決定はまだ行われていません。Chorus Mobility社は米国に拠点を置く会社であり、自動車メーカーと協力しているためです。
自動車メーカーは法律や規制に対して非常に敏感であるため、ICOやクラウドファンディングを実施する際も、すべての法律を遵守する必要があります。
おわりに
今回の対談をとおして、Chorus Mobility社が情熱を持って開発に取り組んでいることが分かります。
みなさんもぜひChorus Mobility社の今後の動向について注目してみてください。