Tezos財団がモバイル開発を支援する3つの団体に助成金を発行

Tezos財団は、モバイルアプリケーションやウォレットの開発を進めるために今回は3つの団体に助成金を発行することを発表しました。

3つの団体とは、AckeeとPapers、そしてLuiz Milfontです。今回は、その3つの団体ついて説明します。

Tezos財団が助成金を交付した3つの団体
  • Ackeeについて
  • Papersについて
  • Luiz Milfontについて

Ackeeについて

Ackeeは、プラハとベルリンにあるモバイル開発会社です。2012年にMartin氏とPepa氏, そしてDominik氏によって設立されました。

Ackeeのクライアントは、開発者やアナリスト、デザイナーからなるクリエイティブな社内チームに直接アクセスできます。そのため、最良のアイデアをアプリに直接取り込むことができます。

それを売り文句にしています。

Ackeeは、モバイルアプリケーションの開発に注力しており、さまざまな分野のプロジェクトの用途に数十のアプリケーションを開発しました。

開発したのは iOSとAndroid向けのアプリです。

また、Webアプリケーションの開発だけでなく、アプリケーションの背後にあるものについてもサポートしています。

それには例えばGoogleのサービスの場合、バックエンドアプリケーションの作成、SAPへの接続、Google Cloudでのフル操作の管理が含まれます。 

Ackeeは、仮想通貨エコシステムでの作業経験があり、モバイル開発者向けにTezos iOS開発ツールキットを開発する予定です。

Tezosブロックチェーンと相互作用するiOSアプリケーションをモバイル開発者がより簡単に作成できるように、 iOS開発ツールキットを開発するのです。

Papersについて

Papersは、暗号化ウォレットであるAirGapを作成している、スイスに本拠を置く会社です。

Tezos財団のサポートにより、AirGapアプリはオープンソースとなり、開発ツールキットとして利用可能になります。

AirGapアプリとは、暗号化ウォレットのことで、暗号化された資金を携帯電話に安全に保管することができます

現在、AirGapに保管できる通貨はイーサリアムやビットコインなどがあり、これらの通貨を保管することをサポートしています。将来はさらに多くの仮想通貨を追加する予定です。

AirGapには2つのアプリがあり、その2つが作用することで、資金を扱う際にセキュリティを強化します。

1つ目のアプリがAirGap Walletです。

このアプリは一般公開情報のみを扱い、ブロックチェーンへの取引のブロードキャストを担当するアプリです。

2つ目のアプリがAirGap Vaultです。

別のスマートフォンにAirGap Vaultをインストールし、そのスマートフォンをネットワークに接続すると、最高のセキュリティが得られます。

AirGap Vault では、秘密鍵が生成され、AirGap Vaultアプリと共に別のデバイスに安全に保存されます。

AirGap Walletを使用するにはAirGap Vaultをインストールする必要があります 。

Luiz Milfontについて

Luiz Milfontという人物は、Tezosプロジェクトに積極的に貢献しています

彼はTezosブロックチェーンと通信するAndroidアプリケーションを作成しています。

今回の助成金は、Tezosアプリケーションの開発をよりシームレス(複数のソフトやサービスを違和感なく同じ操作で利用できること)にするために、引き続きエコシステムに貢献しているLuiz氏をサポートしています。

おわりに

Tezos財団の主な任務は、Tezosプロトコルとエコシステムの長期的な成功をサポートすることです。

今後も助成金を提供し、Tezosの発展に貢献していくことでしょ