Komodoという仮想通貨の特徴は?




仮想通貨業界は毎日、目まぐるしく情報がアップデートされていきます。

ビットコインだけではなく、現在1500種類以上もの仮想通貨が存在しているのです。

そんな多くの仮想通貨の中から、この記事ではKomodo(KMD)という仮想通貨についてご紹介します。

(KMD)は今年、時価総額トップ50の仮想通貨に入った通貨となります。(2018年7月現在は62位)

 

Komodo(KMD)とは?

Komodo(KMD)は、仮想通貨の開発において第2世代と言っても良いでしょう。

送金のためだけのブロックチェーンではなく、様々な種類のサービスを提供することができるブロックチェーンです。

Komodoのブロックチェーン は、匿名でプライベートな取引を実現するためのプラットフォームとなります。

取引認証方法にdPoW(Delayed Proof of Work、後述)を採用しており、ユニークな特徴を持ち合わせています。

公式サイトによると、

Komodoプラットフォームは、ユーザーに安全でプライベートなブロックチェーン上のサービス開発を容易に行えるようにし、安定した価格でPeer-to-peerの支払いを可能にする

ことが目的であるとしています。
Peer-to-peerとは?
Peerは、”同等の者”という意味があります。Peer-to-peerとは、同等の者同士で行う取引のことを言います。 ブロックチェーン上での同等の者とはブロックチェーンを構成するコンピュータやサーバーのことを指します。 つまり、取引がコンピュータやサーバーによって承認され完了されるシステムのことをPeer-to-peerと呼びます。
 
 

Komodoプラットフォームが持つ特徴とは?

Komodoはどのようなテクノロジー使ってブロックチェーンを展開しているのでしょうか。

3つのポイントに分けてご説明します。

  1. Zcashからフォークしてできた仮想通貨である
  2. dPOW(Delayed Proof of Work)を採用している
  3. SuperNetというツールを用意している

Zcashからフォークしてできた仮想通貨である

Zcashとは、ユニークなプロトコルであるzk-SNARKsを使った仮想通貨プロジェクトになります。

KomodoはこのZcashの特徴を受け継いで生まれた仮想通貨です。

zk-SNARKsとは新しいタイプの取引認証方法であり「”ゼロ知識認証”」を実現させます。プライバシーを守り匿名の取引を可能にします。

Komodoも同じプロトコル(データ通信のルール)を採用しており、プライベートで匿名性のある取引ができるようになっています。

zk-SNARKsとは?

Komodoの特徴として挙げられる”zk-SNARKS”。もともとは、Zcashが採用している匿名取引のための技術となります。

“zk”とは、” KNOWLEDGE” つまり、日本語で”ゼロ知識”を表します。

ゼロ知識とは、ある人がもう一人の人が持っている知識を正しいと証明するときにその知識自体を共有する必要がない(ゼロ知識)という状況を示します。

さらにSNARKsは、英語で”Succinct Non-Interactive Argument of Knowledge”、直訳すると”簡潔な互いに干渉しない知識の合意“となります。

例えば、パスワードでログインする場合もゼロ知識を使っていると言えます。

運営者側はユーザーが使っている実際のパスワードを知ることはできませんが、そのパスワードが暗号化された状態で保存されておりその暗号化されたパスワードが今までと同様であれば、ログインを許可することができます。

ブロックチェーン上でも、取引自体の内容は共有しなくてもその取引が正しいと証明できるのでセキュリティーが守られるわけです。

イーサリアムの発案者Vitalik Buterinが、数学的な観点から詳しくzk-SNARKsについて説明しているので興味がある方はご参照ください。

 

dPOW(Delayed Proof of Work)を採用している

dPOWとは、Komodoの開発者によって生み出された新しい取引認証方法です。

この認証方法は、ビットコインが採用しているPOW(Proof of Work)とよく似ていますが若干の相違点があります。

POW(Proof of Work)

POW(Proof of Work)とは、コンピュータの計算能力を使って取引承認をする方法になります。

多くの電力量と使うなど課題は多いですがビットコインのブロックチェーンで採用されている取引認証方法であり、他の多くの仮想通貨が採用しています。

dPowはブロックチェーン上でブロックを承認するメカニズムを含んでおり、完全にそのブロックが正しいと証明された場合のみ取引が成り立ちます。つまり、取引の承認に2層のセキュリティ対策をとっているということです。
 
前もって選ばれた64個のノードが、この2層目のセキリュティチェックを行い取引の安全性を確認します。
 
ハッカーが取引を書き換えようと試みた場合に、ビットコインが記録した取引とKomodoが持つ独自のノードによって記録された取引の両方を書き換える必要がありセキュリティが2重で守られていることがわかります。(下図参照)
 
 
 

SuperNetというツールを用意している

SuperNetとは、仮想通貨ユーザーや開発者のためのツールになります。

このツールは分散型管理されており、仮想通貨のためのウォレットや仮想通貨の交換などをすることを可能にしています。

以下に、SuperNetを使ったサービスを紹介します。

BarterDex

Komodoの開発チームは、アトミックスワップによって実現された分散型取引所を運営しています。

アトミックスワップとは?

アトミックスワップとは、第3者機関(取引所やウォレット)がなくてもユーザー同士で仮想通貨の交換ができる仕組みとなります。

この仕組みを使えば、取引所などを使わなくても安全に通貨の交換ができるので現実の通貨と同じような使い方が可能です。

さらに違う種類の通貨同士でも交換が可能なので、例えば、ビットコインを使ってイーサリアムを購入することも可能です。

アトミックスワップを使ったという点が特別な点となります。

通常の分散型取引所では、取引所独自の通貨を使って通貨の交換を可能にしています。

しかし、BarterDexではアトミックスワップを通じて直接通貨の交換を行うことが可能です。

アトミックスワップを使うメリットは何でしょうか?

それは所持している通貨と直接欲しい通貨を交換することができ、取引のために他の通貨を買う必要がない点です。

現在BarterDexでは、80種類以上の仮想通貨に対応しており将来的にさらに対応通貨が増える予定です。

現在のユーザーインターフェース(下図参照)は初心者にとっては少しわかりづらいですが、今年中にアップデートされる予定です。

 

dICO

名前からわかるようにICO(イニシャル・コイン・オファリング)向けのサービスとなります。Komodoのプラットフォームを使ってトークンセールを可能にしています。

ICO(イニシャル・コイン・オファリング)とは

新しい仮想通貨の発表を行う際、資金を集めるためにその仮想通貨を前もって投資家に購入してもらう仕組みとなります。

取引所に上場する前に通貨を保有することはできますが、取引所上場時にICOで購入した値段よりも高くなるかどうかを予想するのは難しいので、ICOに参加する場合は注意が必要です。

このサービスにもアトミックスワップの技術が使われており、分散型管理で匿名性が保たれたプラットフォームでトークンの配布が可能になっています。

まだ実用化には至っていないようですが、ICOにフォーカスしたサービスは他になくユニークなサービスといって良いでしょう。

Jumblr

Jumblrというサービスもあります。これは分散型管理された通貨を匿名化するものです。

このサービスを使えば、自分がもっている通貨をより高いセキュリティで守ることが可能になります。

匿名化する手順はシンプルです。

自分がもっている仮想通貨をJumblrに送金します。そうすると、その資産はKMDトークンに変換されzk-SNARKsによって新しくアドレス化されます。

これによって追跡不可能な資産になり、セキュリティがより強固になります。

Jumblrは、前述のBarterDEXとも繋がっているので簡単に通貨を取引することも可能です。

Komodoの価格は?

Komodoは、2億枚の供給枚数となります。そのうち1億枚はすでにICOで配布されており、9000万枚は投資家に1000万枚は将来の開発のために保管されています。

 
KomodoのICOは2016年10月15日から11月20日までであり、総額2639BTC(2018年7月の価格で、約24億円)の資金を集めました。
 
他の1億枚は、今後dPOWでマイニングされる予定です。
 
価格についてですが 、2017年末にはおよそ11ドルまで価格が上昇しました。これは2017年の1月と比較するとおよそ100倍です。
 
その後は緩やかに価格が下降し、現在の価格はおよそ1.53ドルです。それでも、去年の同時期と比較して約10倍になっているので注目度が高いことは間違いないでしょう。
 

まとめ

この記事ではKomodoについてご紹介しました。

多くのサービスを展開しており、非常に有望な通貨であると感じました。

匿名性を備えていることとセキュリティが高いことから、サービスの拡張性を考えると将来的に期待できるのではないかと思います。

今後は、実用化されたサービスがユーザーに受け入れられるかどうかが重要なポイントになるのではないでしょうか。