Decentralized Identities: DID 分散型IDはブロックチェーンを活用




この記事のポイント

■マイクロソフト社がホワイトペーパーを公開
■ウォレット型アプリとしてユーザーへ提供
■分散型IDによって独自にIDを発行管理することが可能となる

Decentralized Identities: DIDとは

Decentralized Identities: DIDはブロックチェーン技術を使った新しいプラットフォームのことで、マイクロソフト社がこのプラットフォームの実現に向けてホワイトペーパーを公開し、開発に取り組み始めました。マイクロソフト社ではすでにアジュール(Azure)というサービスを提供しているため、ブロックチェーンを活用したサービスの提供という点では初の試みではありません。しかしDecentralized Identities: DIDが完成すれば、マイクロソフト社が提供するブロックチェーンサービスの中でもコアな部分になることが期待されています。

SNSの個人アカウントに近いDID

Decentralized Identities: DIDはデジタルアイデンティティのことですが、分かりやすく例えるとSNSなどで使用される個人アカウントとよく似ているという特徴があります。ただし、従来のアカウントのように中央集権で管理されているわけではなく、Decentralized Identities: DIDの場合にはユーザー自身が管理できるという大きな違いがあります。

さらに、ブロックチェーンの技術を活用することによって、暗号技術や独自性の証明が可能となったり、一つのアカウントを使って複数のサービスを受けられるようになったりするというメリットも期待できます。

ユーザーはウォレット型アプリとして利用

Decentralized Identities: DIDが完成すると、ユーザーはウォレット型のアプリという形でサービスを利用することになります。個人がそれぞれ分散型IDを管理することになり、これらはすべて暗号化技術を使って完全に秘匿できるため、セキュリティの面でも現在よりも安心できるアプリとなるでしょう。また、これらのDecentralized Identities: DIDはネットワーク上で保存できるため、ユーザーはニーズに応じてデジタル署名することも可能となります。

さらに、分散型IDは中央管理されないため、サーバーが停止するなどの事態でもアカウントが使えなくなってしまうというトラブルが起こらなくなるというメリットも期待できます。マイクロソフト社が開発するDecentralized Identities: DID向けのプラットフォームには公開DIDとペアワイズDIDとがありますが、どちらも高い信頼性で管理できるという特徴があります。