ファンドストラット社CEO・Tom Lee氏の有名な発言とは

1. Tom Lee氏ってどんな人?

Tom Lee氏は、ファンドストラット社CEOであり、共同設立者であります。仮想通貨界の評論家として、常にその言動に注目が注がれています。そんなTom Lee氏の発言の中でも、有名なものとして2つの言葉があります。

・ビットコインはこれからも伸び続ける仮想通貨
・国際銀行間金融通信協会(SWIFT)のシステムに疑問を呈した

2.ビットコインはこれからも伸び続ける仮想通貨

ビットコインは今現在で、仮想通貨の中で最も価値の高いものです。ビットコインこそ仮想通貨の始まりといわれており、仮想通貨はビットコインとその他の仮想通貨に大別されるほどです。しかし、そんなビットコインはすでに世界中で利用されていることから、伸び率はそんなにないと思われていました。

そんな中でこれからも伸び続けると発言したのが、Tom Lee氏です。なぜビットコインがこれからも伸び続けるとしたのかというと、ビットコインはミレニアル世代の物語であるから、と発言しています。ミレニアル世代とは、2000年代に成人や社会人になる世代のことです。つまり、1980年代から1990年代に生まれた世代を指します。

ビットコインは、そのミレニアル世代に最も活発に利用されており、これからの経済を支えていくのはミレニアル世代であることは間違いないことから、ビットコインは2040年まで伸び続けると予想しているのです。

3.国際銀行間金融通信協会(SWIFT)のシステムに疑問を呈した

Tom Lee氏は、リップル者が主催したカンファレンスである「スウェル2018」の中で、国際銀行間(SWIFT)のシステムに疑問を呈しました。どんな話の中で疑問を呈したのかというと、ブラジル中銀・ペイメンツ・カナダ・サウジアラビア通貨ファンドの代表の方々がブロックチェーン導入についての議論をする中で、SWIFTの決済で10%の標準誤差を出すことがあるというのが話題となりました。

その議論の際にコメントをしたTom Lee氏が、「エラー率が2桁もあるのに、なぜSWIFTを採用するのが良いのか教えて欲しい」という話をしたのです。いわゆるSWIFTへの皮肉だったのですが、それに対してブラジル中銀が「SWIFTより良いものが現実存在しない」という反論をすると、Tom Lee氏は「SWIFTをシステムとして代替して導入していきたいのであれば、どれほど価値的なことであるのか、懐疑的な人々にも示さなければならない」と結びました。