リバティーXの創業者クリス・イム氏の仮想通貨ATM構想

 

この記事のポイント

・ビットコインATMの設置
・ビットコインATMが必要な理由
・ビットコインの将来性

ビットコインATM

リバティーXのクリス・イム氏は、このほどビットコインをより社会に浸透させるために私たちの生活のより身近なインフラとビットコインとを関連付けることを明らかにしました。クリス・イム氏が提案する方法とはビットコインとATMとの関連付けです。これはどのような意味なのでしょうか。簡単に言うと、我々が日常使用しているATMを利用してビットコインの取引ができるようになるということです。これまでのビットコインの存在とはどこが異なるのでしょうか。

これまでの取引との違い

ビットコインはこれまで仮想通貨取引所を通じて取引をするのが一般的でした。仮想通貨取引所に口座を開設し、取引所を介して通貨とビットコインとの両替を行うことで、ビットコインを購入することができました。ビットコインはウォレットと呼ばれる機能に預け入れることで、支払いなどのサービスができるようになります。しかし実際にウォレットを利用してビットコイン建ての取引ができる場面は限られています。

誰もが利用できる仮想通貨へ

このような現状を鑑み、クリス・イム氏はビットコインを全米の10万台のATMで取引可能にするという発言を行いました。ATMでビットコインの取引ができるようになれば、今の取引をよく理解できない人でも、ビットコインを利用できるようになります。ビットコインが普及するためには、すべての人にとって利用しやすくすることが必要不可欠です。現状では利用しやすいとは言えず、それが普及を妨げている要因になっています。

ビットコインの地位向上

ビットコインATMがどのように設置されるかはまだ明らかではありませんが、町中に設置されたATMで取引ができるようになれば、だれもが気軽にビットコインへの投資ができるようになります。それがやがて多くの人に浸透することで、ビットコインを基軸通貨の域にまで高めていくことが目標です。まだ発言段階ですから、実際に設置された段階で、今後の状況を予想することができるでしょう。

いずれにしてもビットコインの将来性は非常に大きなものとなっています。インフレに強く、どの基軸通貨にも左右されない世界通貨としてのビットコインが誕生すれば、通貨に国境がなくなり、自由貿易が促進され、世界経済はますます豊かになることでしょう。クリス・イム氏の今後の動向に目が離せなくなりました。