仮想通貨のマーケットは年々拡大しています。
仮想通貨専門のオンラインニュースサイトのCoinDeskによると2018年1月から3月にかけてのICOによって約7000億円もの資金が調達されたと言われており、この額は2017年1年間のICOによる調達額に匹敵します。
今や仮想通貨のマーケットは決して無視のできるものではありませんが、それゆえに課題も発生しています。
それを解決するかもしれないものが、今回紹介するSwiss Crypto Vaultです。
・主要な仮想通貨に対応
・仮想通貨の課題であるセキュリティ面も対策済み
仮想通貨の保管する金融機関
一般の個人投資家はUSBサイズのデジタル・ウォレットなどで己の資産を守ることができますが、数百万ドルもの資産を運用するような大投資家ではデジタル・ウォレットは不十分です。
そこでSwiss Crypto Vaultは専用の資産保管サービスを大投資家向けに提供しています。
Swiss Crypto Vaultはスイスのツーク州に本社を置くBitcoin Suisseという仮想通貨の取引や投資を行う企業と、swissgoldsafeという貴金属や美術品などを保管するサービスを提供する企業が共同で立ち上げたジョイントベンチャーです。
一見して銀行のようですが顧客の資産と会社のバランスシートが完全にかい離しているため銀行業の免許は必要ありません。
主要な仮想通貨に対応
Swiss Crypto VaultではBitcoinを始めEthreum、Litecoin、Bitcoin Cash、Bitcoin Gold、さらにERC20トークンやERC233トークンなど主要な仮想通貨には幅広く対応しています。
仮想通貨を預けた投資家は特殊なポータルサイトを経由して世界中どこからでも預けた資産を引き出すことができます。
今後Swiss Crypto Vaultでは今後も保管可能な通貨の種類を増やしていく予定だとしています。
仮想通貨の課題であるセキュリティ面も対策済み
仮想通貨はマーケットが拡大すると共にハッキングや流出事件などが多発するようになり、セキュリティ面が課題として指摘されました。
時には「億り人」と呼ばれるような投資家の自宅に直接押し入って暗号鍵を聞き出すような事件も発生しています。
Swiss Crypto Vaultではアルプスの奥深くにサーバを設置し、安全に仮想通貨を管理できる仕組みを確立しました。
このサーバで資産を引き出すためにはSwiss Crypto Vaultと第三者の企業による承認が必要となるため、他人になりすまして資金を引き出すことが非常に困難です。
銀行の金庫を開けるために鍵の管理者が複数立ち会う必要がある仕組みに似ていることから、Swiss Crypto Vaultのサーバは「銀行レベル」と評されることがあります。
この万全のセキュリティにより、仮想通貨の課題を克服しています。