Tezosは近年注目を浴びています。なぜTezosは注目を浴びているのでしょうか?
それはTezosが既存の仮想通貨であるビットコインよりも価値があると見なされている新しいプロジェクトだからです。
どういった点で価値があるのでしょうか。
- ビットコインの価値とは
- Tezosのインセンティブモデルについて
- Tezosの本当の価値とは
ビットコインの価値とは
まず、ビットコインの価値とは、どういうところにあるでしょうか?
現状では、ビットコインは支払いの手段とはなりません。
普段の商売の取引で、ビットコインが決済手段として使用されることはまだまだ少ないからです。
ビットコインの価値は、一般的な支払いの手段として使用することではなく、希少価値から来ています。つまりビットコインを保有している状態で、将来価値が上昇したときに、売却して利益を出すことがビットコインの価値となります。
ところで、2020年が重要なポイントで、2月半ばにビットコインの4%インフレ率が4%から2%、つまり米国のインフレ率に一致することになると言われています
そして2020年以降、ビットコインのインフレ率は、決して既存の法定通貨のインフレ率を上回ることはありません。
つまり、ビットコインを購入して保有することが法定通貨のインフレ対策となるため、ビットコインを保有することに価値があると言えます。
Tezosのインセンティブモデルについて
ではTezosはどうなのでしょうか。
Tezosはproof-of-stakeの仕組みを採用していますが、Tezosも保有することにメリットがあると言えます。
通貨の保有量に応じて取引を承認する権利を優先的に得られる仕組み。承認に費やす電気代などのコストを削減できるというメリットがある一方で、通貨の流動性が低下するというデメリットがある。
またこのTezosプロジェクトに参加している限り、システムによってトークンの価値が希釈されることはありません。
トークンの保有者が報酬を受け取るので、もしあなたがTezosのトークンであるXTZを持っていれば、報酬がもらえます。このように報酬をもらえる仕組みがあるため、Tezosのトークンを保有しようというインセンティブが働くのです。
Tezosが上回る価値とは
Tezosがビットコインを上回る価値は、インセンティブモデルだと考えられます。
先ほどの保有していることで、報酬がもらえるのも、インセンティブモデルの1つですが、もう1つ不正を防止する目的のインセンティブモデルがあります。
Tezos参加者は、ベーキングをする際に、保証金を預けなければなりません。そしてもしネットワークに不正な取引行為を働いた場合、その保証金は没収されてしまうのです。
このように保証金を預けることで、参加者が不正を働かないような仕組みとなるのです。
ちなみにTezosは、セキュリティに重点を置き、スループット(一定時間内に処理できるデータ量)には焦点を当てていません。
なお、Tezosのプログラミング言語にはOcamiという言語を使用しています。Ocamiは、一般的には使用が難しいと言われているプログラミング言語です。
難しい言語を使うと、プロジェクトの普及が難しくなると思われますが、プログラマーたちはとにかくOcamiを学んでいます。Tezosは報酬の仕組みや不正防止の観点で優れているからです。
まとめ
Tezosは、既存のビットコインの問題点を解決しようという取り組みだと言われています。
スマート・コントラクトの機能をさらに発展させるという方針ですが、Tezosの価値はビットコインをも上回るものであり、長期的には繁栄するでしょう。
今後もTezosの動向に注目していきましょう。