約1兆円のBitcoinを貯蔵するとされるBitcoinのWalletサービス会社「Xapo」




 

Xapoは、BitcoinのWalletや「Digital Asset Vault」というコールドストレージを提供する香港に本社を置く会社です。スイスのアルプス山中には、厳重に警備されたシェルターにBitcoinを保管するデータセンターを構えています。創業者のWences Casaresによると、2014年のマウントゴックス事件を機に、仮想通貨の安全な保管場所の必要性を感じて同社を設立したとのことです。

Xapoについて

・スイスの山中にBitcoinを保管
・全供給量の約7%のBitcoinを貯蔵

スイスの山中にBitcoinを保管

仮想通貨の管理にとって何よりも重要なのが秘密鍵です。秘密鍵が第三者の手に渡ってしまうと、たとえ自分の資産であっても取り戻すことはできません。そのため、仮想通貨を保有する人にとって、秘密鍵の保存方法は最も頭を悩ませるところです。オンラインのデバイスでの保存はハッキングのリスクがあり、オフラインのコールドウォレットであっても、フィッシング詐欺や物理的な窃盗などのリスクがあり、完全に安全とは言えません。そこで、Xapoが提供するのが、コールドウォレットをスイスの山中の施設に隠し、その周囲を厳重なセキュリティで守るというサービスです。ビットコインを大量に保有する世界の富裕層の多くが、Xapoのこのサービスを利用しており、一説にはXapoの保管するBitcoinは日本円にして1兆円を超えるとも言われています。

全供給量の約7%のBitcoinを貯蔵

Xapoの創業者であるCasares氏は、これまでBitcoinが将来の国際通貨になるという信念のもと、シリコンバレーの富裕層を中心にBitcoinの購入を推進してきました。そして、その富裕層にそれを安全に保管するサービスを提供しています。Bitcoinを保管するXapoのデータセンターは世界の五大陸すべてにあり、それらで分散して顧客のデジタルアセットを保管するという体制です。この強固なセキュリティ体制が話題を呼び、Xapoは創業からわずか数年で、Bitcoinの全供給量の約7%を占めるまでになりました。その額は市場価格の変動もあって正確にはわかりませんが、Xapoに近い筋によると総額100億ドル近いとされています。このような独占については、Xapoも、仮想通貨の透明性を阻害し得ることとして認識しているようです。Bitcoinが完全に普及するには秘密鍵を自分で所持する必要があると考えています。しかし、現実的には強固なセキュリティ体制を個人で確立するのは難しく、Xapoのような存在が必要だとの主張です。