WorldCoinとはどのような仮想通貨か?

WorldCoinとは?

WorldCoinは、2013年に公開された比較的歴史のある仮想通貨で、通貨単位として「WDC」を使っています。

仮想通貨の代名詞とも言えるビットコインのデメリットを補う形で開発されたもので、ビジネスシーンやプライベートな場所など、日常的な支払いや決済の手段としての選択肢となることを目標としています。スピーディでセキュリティ面でもしっかりしていることから、徐々に評価を高めつつあります。

WorldCoinの3つの特徴
  • トランザクションが高速処理
  • 高い安全性
  • オープンソース

トランザクションが高速処理

WorldCoinの特徴は、ビットコインなどの基軸となる仮想通貨に比較して飛び抜けて処理が速いという点です。

一般的には、仮想通貨の履歴であるトランザクションが処理されるのには10分程度かかりますが、WorldCoinではわずか30秒で生成されます。

決済や支払いに利用しやすいよう、スマートフォンなら数回のクリックで即座に相手に送ることができます。実際にリアルに利用されるようになると、店舗などのレジで処理するのに1分かからないと言われています。あらゆる場面での時間短縮につながります。

高い安全性

WorldCoinは電子メールを送るくらい簡単に処理できるという点が強みです。

世界のどこにでも1分以内に転送されるというスピードが売り物ですが、心配なのはセキュリティでしょう。仮想通貨では、ハッキングやクラッキングなどの問題が常につきまといます。

WorldCoinではユーザーが明らかにする情報の量を制限しています。従来のビットコインなどの支払い方法に比較しても、個人情報の抜き取りなどへの対策がしっかりしており、安全に使うことができる通貨です。

オープンソース

WorldCoinは、完全なオープンソースです。

誰でも送金や受領、譲渡などを実行できて、名義の変更やコピー、個人間配布といった権限がすべてユーザー自身にあります。中央管理者がまったく存在しないため、誰でも気軽に利用できます。

WorldCoinの価格と将来性

WorldCoin (WDC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

WorldCoinは、ビットコイン型の決済用通貨として知名度を高めつつあります。

同時に、価格の上下動がビットコインと連動しやすく反応がビビッドすぎることがあるのが難点と言えるでしょう。

取引開始は2013年と比較的歴史のある仮想通貨です。取引開始後は大きく値をあ上げましたが、ビットコインの不正流出事件の前後に、突然200倍もの価格に高騰して急激に下落するという値動きを見せたこともあり、その後は徐々に値を戻しながら、激しい乱高下を繰り返す傾向にあります。

トランザクションの速さやセキュリティ面の強さは、仮想通貨に必須と言っていいほど重要な機能です。ビットコイン流出事件以降、需要が高まっている機能でもあります。しかし、このような機能を兼ね備えた仮想通貨はたくさんあり、どれも同じような仮想通貨のように思えることもあるでしょう。その中でも「選ばれる仮想通貨」となるためには、トランザクションの速さやセキュリティ面の強さ以外にも差別化出来る何かが必要です。

ただ、貧困を抱える世界の地域への援助を行っているという情報もあります。このような活動が発展すれば、WorldCoinの価値になっていく可能性もあります。

公式サイトは閉鎖されており、Twitterの更新は2017年で途切れています。今後WorldCoinの最新情報を取得するには、注意が必要です。

WorldCoinの主な取引所