Siacoinという仮想通貨を聞いたことがありますか?
Siacoinは、2015年に公開された仮想通貨で、通貨単位は「SC」を使っています。ストレージの貸出によって報酬が得られるという新しいシステムが組み込まれており、人気が高まりつつあります。
ちなみにストレージとは、データを保管する場所のことを言います。また、パソコン用語でストレージと言うと、データを記憶して保存する ハードディスクやSSD、外付けハードディスク、USBメモリーなどを指します。
もしあなたが持っているパソコンに、ストレージの空き容量があれば、それをSiscoinのプラットフォームに貸し出してください。そうすれば、仮想通貨Siaを報酬としてもらえます。(下図参照)
Siacoinの公式サイトにアクセスして専用ソフトをダウンロードすれば利用できるので、報酬をもらうのは難しくありません!
Siacoinは、日本でビットッコインを始めとした仮想通貨が認知された2017年から価格を上げて、約1年で20倍程の上げ幅を記録しています。そんなSiacoinについて説明していきます!
- 秘匿性が高い
- 稼働時間が長い
- 簡単に報酬がもらえる
秘匿性が高い
Siacoinは、1つのサーバーに情報を保管するというわけではなく、ブロックチェーンの技術によって複数の端末に分散して保管するというシステムを使っています。
これは他のクラウドサービスと比較すると、利用者のプライバシー保護や利用手数料などの面で高いメリットを生みます。
通常私たちが利用しているクラウドサービスは、世界中のデータを集めているデータセンターと呼ばれる巨大施設にデータを保管しており、管理する企業が簡単に中身のデータを閲覧することができます。そのため利用者のプライバシーが侵害される可能性があるのです。
また、ハッカーに狙われるリスクや、自然災害などでサーバーが破壊されてデータが消失するリスクがあります。
通常のクラウドサービスを使用する際は、それらのリスクを避けるために、バックアップを用意したり、サーバーを分散させるなどの対策が必要で、コストが増加する要因となっています。
一方のSiacoinは、管理されているデータは、暗号鍵を持っているユーザー以外はアクセスできないので、クラウド内にありながらハッカーなどに狙われるリスクが低く抑えられます。
これにより、通常のクラウドサービスで要する対策が不要となり、利用手数料が安く済みます。
障害発生時に強い
Siacoinは世界に存在する専用ファイルを多くの端末に保管するシステムです。これによって、どこかで障害が発生してもシステム全体に被害が及ぶのを防ぐことができます。
障害発生時に強いということは、稼働時間も長くすることが可能で、他のサービスと比較しても利便性は高いと言えるでしょう。
簡単に報酬がもらえる
Siacoinの技術の核心は、複数の端末にデータを保管するというものです。端末を持っている人であれば、誰でも自分の余ったストレージを提供することで仮想通貨を保有できます。
ストレージを提供した人に対しては、報酬として新規のSCが発行されます。公式サイトにアクセスして必要なソフトをダウンロードするだけで参加が可能です。
そもそもSIacoinは、個人のもつパソコンの空き容量を有効活用することを目指す仮想通貨です。
みなさん個人のパソコンのストレージに空き容量はないですか?結構余っている人が多いと思います。
そんな個人のもつパソコンのストレージの空き容量を貸し出し、対価としてSCを受け取ることができる、それが、Siacoinの根本的な仕組みです。
難しい技術はいらず、簡単に報酬が受け取れますね!
Siacoinの将来性
Siacoinのようなストレージサービスを提供している仮想通貨は他にもありますが、まだ安全面で疑問視されていたり、実装するのに時間がかかったりするというデメリットがあります。
この点、安全面での評価はSiacoinは高く、今後はストレージサービスの利用が拡大していくことが推測されています。
ビットコインのように、一部の大手マイニング組織ばかりが報酬を得てきたのとは逆に、個人レベルで報酬を受け取ることができるシステムであるため、一気に広がりを見せる可能性があると指摘されています。
今後の市場の動向に注目しておきましょう。