Fantomcoinとは?詳しく説明!

という仮想通貨を知っていますか?

Fantomcoinは、Cryptonoteという画期的な技術を利用している仮想通貨です。

Fantomcoinとはどのような仮想通貨なのでしょうか?そしてCryptonoteという技術はどういうものなのでしょうか?詳しく説明していきます。

Fantomcoinの特徴
  • Fantomcoinは、別の仮想通貨のマイニングを同時に行える
  • Fantomcoinの基礎はCryptonoteという匿名化技術
  • Fantomcoinは、Moneroを超えることは出来ないかもしれない。

Fantomcoinの元になった3つの仮想通貨

Fantomcoinは、2014年に誕生した仮想通貨です。Fantomcoinをマイニングすると同時に、他の3つの通貨のうちいずれかを同時にマイニングできるということで話題になりました。

その3つの仮想通貨とは、まずひとつがBytecoinです。取引の匿名性が高く、マイニングが誰にでもできるということで非常に話題になったコインです。

もうひとつは、やはりマイニングの難易度が低いQuazarcoin、そして、最後のひとつがMoneroです。

Cryptonoteという匿名化技術

これら3つの仮想通貨に共通する特徴が、Cryptonoteという技術を使っていることです。

ビットコインをはじめとした仮想通貨は、Proof of WorkProof of Stakeといった合意性アルゴリズムを採用しているのものが多いです。

Proof of WorkやProof of Stakeは、仮想通貨のマイニングの速さや、通貨の保有量によって取引を承認する権利を得る人が決まり、報酬を手にできるシステムです。

一方Cyptonightの場合、ビットコインとは異なる手法を取り入れています。一般のパソコンのCPUにおける計算に重点を置いているといわれています。

また、Cryptonoteは取引の匿名性を担保するための技術です。

Cryptonoteでは、取引を細分化し、複数に分割します。

さらに、署名の方法も、グループの誰もが署名可能になるリング署名という方式を取っています。

リンク署名とは

複数名で一時的な送信アドレスを発行し、署名自体も複数名の秘密鍵を組み合わせて署名する仕組み。グループの中の誰かの取引であることまでは分かるが、誰の取引なのかは分からないようになっている。

これによって、誰がどのような取引をしたのかが追跡できなくなり、取引の匿名性が高まるようになっています

さらに、Cryptonoteは従来の仮想通貨のブロックチェーン技術よりもマイニングが容易で、家庭用のパソコンでもマイニングが可能です。その結果、送金などの処理がBitcoinなどに比べて5倍以上ものスピードで処理できるようになります。

この様なCryptonoteの技術を利用したのが、Fantomcoinです。

取引所と価格推移について

現在Fantomcoinは、HitBTCのみで取り扱われています。

また、2018年8月現在の通貨価値は、0.20USDとなっています。ちなみにピーク時の2018年1月には0.50USDの価値がありました。

Fantomcoinの将来性は?

Fantomcoinは、上で書いたような非常に画期的な技術を使って運用を開始しました。ところが、他の3つの通貨も同様に流通しているため、Fantomcoin以外の通貨が伸びているという現象が起こっています

2018年、アルトコインの時価総額の中でも13位に躍り出たのがです。Moneroは、Cryptonoteを使った通貨のなかでも最も将来性が高いと言われています。

Moneroは、送金する時に一時的に利用するアドレスを作り、それを経由して取引をします。送金用アドレスは実質1回きりのアドレスとなっており、外部から追跡する事ができなくなっています。

また、Fantomcoinと同様、リンク署名という技術を使っており、利用者を複数の公開鍵で署名し、複数のうち誰が本当の送金者なのか分からなくします。確認できるのは、「複数署名者のうち誰かが送金者である」ということだけです。

Moneroが元気に値を上げている一方で、Fantomcoinの公式サイトは更新を停止していてますFantomcoinの将来性は不透明です

もし同じCryptonote型の通貨を買おうとしているのならば、Moneroを買う方がいいかもしれません。