Vitalik Buterin(ビタリック・ブテリン)とイーサリアム・プロジェクト

この記事のポイント

・ロシア系カナダ人の天才
・19歳でイーサリアムを開発
・2017年に初来日

モスクワが生んだ天才

Vitalik Buterin(ビタリック・ブテリン)といえばロシア・モスクワ生まれの仮想通貨イーサリアムの考案者として知られる天才プログラマーです。Vitalik Buterinが仮想通貨に興味を抱いたのはわずか17歳の時で父親からビットコインを教えられたことがきっかけでした。ビットコインを調べ始めたVitalik Buterinは瞬く間にビットコインの仕組みを理解し、フォーラムやブログへ寄稿するようになります。これがきっかけで仮想通貨界へ一歩を踏み出し、その後新たな通貨イーサリアムを開発するに至りました。

イーサリアム・プロジェクト

Vitalik Buterinとビットコインとの出会いはその後の人生を大きく左右するものとなります。当時大学生だった彼にとって仮想通貨は大きな衝撃を与える発明でした。やがて彼は週に数十時間もブロックチェーンの研究に費やすようになり、ブロックチェーンの仕組みを瞬く間に覚えていきます。これが天才といえるに至った理由ですが、その後イーサリアム・プロジェクトを立ち上げ、わずか19歳でビットコインと肩を並べる仮想通貨イーサリアムを生み出すことになりました。

Vitalik Buterinにとってブロックチェーンは生きがいのようなものになり、さまざまなアイデアを考案していきます。ある機関紙記者とのインタビューではあらゆる目的のために利用可能なブロックチェーンのプラットフォームを開発することに気づいたとき、イーサリアムのアイデアが浮かんだと語っています今やイーサリアムは仮想通貨界でビットコインに次ぐ第二位の地位を築いているため、仮想通貨界にとって彼の存在は非常に大きなものとなっています。

ビットコインとは一線を画す

Vitalik Buterinにより生み出されたイーサリアムはビットコインとは異なるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。ビットコインがPoWと呼ばれるタイプを利用しているのに対し、イーサリアムはPoSを採用しています。この違いは、ビットコインが持つ脆弱性をカバーしていることに現れています。ビットコインでは成しえなかったセキュリティー面での脆弱性をクリアし、より安全な取引ができる仮想通貨の開発に貢献したのです

2017年にはVitalik Buterinが来日したことで日本の仮想通貨界にもセンセーショナルな影響を与えるものとなりました。投資家マインドを刺激し、より活発な取引を促す良い材料となったのです。