カード会社のVISAが新規プラットフォーム「Visa B2B Connect」を2019年第1四半期にローンチ




この記事のポイント
・VISAが新しいプラットフォーム「Visa B2B Connect」を発表する
・VISAは「Visa B2B Connect」の開発をChainCoreを開発したChain.Incと共同で進めている
・「Visa B2B Connect」によって国際間企業取引における決済の効率化・安全性と信頼性の向上を図ることができる

世界的な決済技術を提供するカード会社VISA inc(VISA)が、「Visa B2B Connect」と名付けられた新しいプラットフォームを2019年の第1四半期にローンチすることを発表しました。このプラットフォームは世界各国の金融機関による国際的な企業間決済(B2B)を簡潔なものとし、迅速で確実な処理を実行できるようになります。

VISAとChain.Incの共同開発による「Visa B2B Connect」

VISAは「Visa B2B Connect」をChain, Incと共同で開発を進めています。
Chainは2014年に設立された、世界の大手金融機関などと連携しブロックチェーンネットワークの構築と展開、および運営を行い、新しい金融商品やサービスを開発する企業です。同社はサンフランシスコに拠点を置き、分散型元帳インフラChain Coreブロックチェーンプロトコルを稼働させるChain Protocolを開発。VISAを始め、CitigroupやCapitalOne、NASDAQなど、大手金融関連企業から400万ドルの資金提供を受けています。

VISAがChainと開発を進めるVisa B2B ConnectもChainCoreを利用した、金融企業間の取引を迅速化するためのブロックチェーンネットワークとして構築されています。VISAはVisa B2B Connectを使って加盟銀行が企業クライアントの代行として行う、国際間の高額決済を準リアルタイムに処理できるトランザクションシステムを構築しています。

VISAはVisa B2B Connectを使うことによって、コストの明確化と納期の改善を図り、トランザクションの視覚化を進め、国際間のB2B決済のパフォーマンスを飛躍的に改善することを目標にしています。この改善が実現することで、企業間の取引における代金の支払い、もしくは受領に際し必要となる投資やリソースの削減が可能になります。

Visa B2B Connectで可能になること

Visa B2B Connectは、企業間決済の効率化のため、以下のようなシステムを有します。

・銀行とその企業クライアントは、ほぼリアルタイムで決済の完了通知を受け取ることができます。
・署名・暗号化された取引はリンク付けされて、取引内容の改竄が不可能になります。
・ネットワーク内にいるすべての関係者が、VISAの運営するプライベートブロックチェーン・アーキテクチャの参加者となります。