大手金融機関UBSのポール・ドノバン氏のBitcoinに対する見方

 

仮想通貨が世界中で多くの投資家によって取引されていることは疑いようのない事実ですが、そもそも仮想通貨自体に価値があるのか、法定通貨の代わりになりうるのかどうかという点では疑問を持つ人も少なくありません。いわゆる仮想通貨懐疑派と呼ばれる人たちです。中には途中で意見を変える人もいますが、一貫している人も多くいます。その中の代表格とも言えるのがポール・ドノバン氏です。

・ポール・ドノバン氏は大手金融機関UBSのチーフエコノミスト
・ポール・ドノバン氏はBitcoin懐疑派の急先鋒
・ポール・ドノバン氏はBitcoinが法定通貨の代替とはなり得ないと主張

ポール・ドノバン氏は大手金融機関UBSのチーフエコノミスト

ポール・ドノバン氏はスイスを拠点とする大手金融機関UBSのチーフエコノミストを務める人物です。金融機関のチーフエコノミストでありながらも、さまざまな問題について意見を述べる人物でもあり、EUからの英国の離脱案を英国議会が最終的に承認するだろうといった予測も行っています。エコノミストとして多くの知識や経験を持っているので、多くの人が彼の発言に注目しているのです。

ポール・ドノバン氏はBitcoin懐疑派の急先鋒

ポール・ドノバン氏は昔から今に至るまで一貫してBitcoin懐疑派の急先鋒として発言を行ってきました。例えば高校で経済を学んだ人であれば、Bitcoinに疑問を抱くはずだと述べたり、仮想通貨自体に致命的な欠陥があると発言したりしています。ブロックチェーン技術や分散型台帳システムなどの有用性は認めており、仮想通貨業界以外に利用価値があることは認めているものの、Bitcoinが非常に高値で取引されている現状には疑問を呈し、投資家たちが大きな損失を被るであろうと予測しています。

ポール・ドノバン氏はBitcoinが法定通貨の代替とはなり得ないと主張

ポール・ドノバン氏はBitcoinと米ドルとの関係についても、Bitcoinが過剰に宣伝されているとともに、Bitcoinが将来的に米ドルに取って代わるという考え方は飛躍しているという考えを明らかにしました。経済学的に見れば、仮想通貨には需要と供給のバランスを取る方法がなく、供給をコントロールできない以上価値の保存ができないとも述べています。Bitcoinを埋葬するといった過激な発言も行っているので、今後もポール・ドノバン氏がどのような理論を展開していくのか楽しみです。