UAEが国を挙げて取り組むデジタル都市計画「スマートドバイ」




 

この記事のポイント

■ブロックチェーン技術を用いたデジタルプラットフォーム構築
■データ統合や地図の可視化によって、都市のデジタル化と経費削減を目標
■UAEの政府がリードする国を挙げてのプロジェクト

スマートドバイ(Smart Dubai)とは?

スマートドバイとは、UAEが国を挙げて取り組んでいるプロジェクトの一つで、ドバイ地域のデジタル都市計画のことです。これはドバイがすすめているシルクロードプロジェクトの一環でもあるのですが、ブロックチェーン技術を行政やビジネスなどに導入することによって、ビジネスの発展や進化を目指すと同時に、行政においては大幅なコスト削減、そして消費者の生活を豊かにすることを目的としています。

UAE政府は、2020年までにデジタル政府の構築を目指していて、スマートドバイもそうしたデジタル政府として大きな役割を担うことになるでしょう。スマートドバイにおいて特徴的なのは、UAEにおけるビジネスや行政などはどれも、ブロックチェーン技術の導入にとても前向きで、積極的に導入する姿勢を見せていたり、システムが開発されたらブロックチェーン技術をサポートすることを表明しているという点です。現在は、ブロックチェーン技術を用いたプラットフォームとなるDubai (ドバイ・パルス)の開発がローンチされた段階ですが、今後は開発がすすめられて、行政の大規模なデジタル化への移行も視野に入っているようです。

Dubai Pulseの役割

スマートドバイを支えるのは、デジタルプラットフォームとなるドバイ・パルスですが、政府機関と民間企業が協力提携して構築する政府組織となります。公と民が一体となることによって市民や海外からの訪問者にとってはシームレスで迅速かつ効率的なサービスや情報を提供することが可能になりますし、安全で影響力が大きな都市体験を提供することにもつながります。

例えば、交通事故が起こりやすいスポットを特定したり、都市計画を3Dモデルとして表現することによって、市民が気軽に参加したり意見交換しやすくなるというメリットが期待できるでしょう。さらに、太陽光発電などの取り組みを支援することも可能になります。政府が公式に計画を支援しているデジタル都市計画というのは、スマートドバイが世界で初めてです。急ピッチで進められている都市計画で、2020年にはある程度の形となることが期待されています。この計画に続いて、他の国でもデジタル都市計画がすすめられることになるかもしれませんね。