アメリカの多数ベンチャーの創設者TimDraper氏

TimDraper氏は、早くからビットコインに投資してきたアメリカの多数ベンチャーの創設者です。2018年12月には、ビットコイン決済のプロセッサーであるOpenNode(オープンノード)のシードラウンドにおいて125万ドルもの巨額を投資したことがわかりました。

TimDraper氏について

・ビットコイン決済のオープンノードに巨額を投資
・ビットコインは法定通貨の価値を超えるとの信念

ビットコイン決済のオープンノードに巨額を投資

Draper氏が投資したオープンノードとは、2018年4月にビットコインの開発者やライトニングネットワークの設計者たちによって設立されたばかりのスタートアップ企業です。おもに商業用にビットコイン決済のプロセッサーを開発しています。それによって現在のビットコイン決済の問題点を改善し、誰もがシンプルに取引できるようになることが狙いです。そんなオープンノードがシードラウンドで資金調達を試みていましたが、そこにDraper氏が自身のベンチャーキャピタル「Draper Associates」を通じて、125万ドルを出資したことがわかりました。オープンノードが調達した資金の合計額は不明ですが、同社はこの資金をもとにネットワークの構築やチームの増強を進めていくとのことです。

ビットコインは法定通貨の価値を超えるとの信念

Draper氏はツイッター社やテスラ社など、これまでものちに大きく成長した企業に早くから目を付けて多額を投資してきました。また、Draper氏はビットコインの熱烈な信奉者としても有名です。2018年9月には当時の弱気市場において4年後には25万ドルまでビットコインの価格は上昇すると強気の予想を見せていました。Draper氏の強気予想は2019年に入っても変わらず、4月にはさらに強気の予想をYouTubeに動画を投稿して展開しています。それによると「ビットコインはドルなどの法定通貨より価値が高いものと確信している」とのことです。また、現在の世界の法定通貨について「100兆ドルほどの通貨が出回っているがどれも質が悪い」、「政治との結び付きが強く、政治家や官僚に管理されている」などと非難しています。ビットコインについては「世界中の優秀なエンジニアたちが熱心に開発に取り組んでいるため、いずれ法定通貨よりも価値ある存在になる」と思いを述べました。ちなみに、氏の具体的な予想価格ですが、時期の予想はないものの、「最終的に400万ドルまで達すると判断できる」のことです。