SNS大手のFacebookが開発中のステーブルコインとは?

Facebookが開発中のステーブルコインとは?

Facebookが提供するSNS上には22億人以上のユーザーがいます。さらにWhatsAppに15億人以上、Messengerに13億人以上、Instagramにも10億のユーザーが参加しています。この巨大なネットワークをブロックチェーン化させてオリジナルのステーブルコインの投入を促進中だとあります。

Facebookが開発中のステーブルコインの特徴

・メッセージアプリ「WhatsApps」専用のステーブルコイン
・ステーブルコインのメリット
・まずはインドの国際送金市場をターゲット

メッセージアプリ「WhatsApps」専用のステーブルコイン

Facebookではこれまでユーザーの個人情報漏えい問題が頻繁かしていて、その打開策にもなるブロックチェーン導入に向けてのプロジェクトは始まっています。そしてインドで既に具現化しているピア・トゥー・ピアの取引をベースに、メッセージングアプリWhatsAppでユーザー間の金銭取引や商品・サービスの売買を実働させようという意図があるようです。

ステーブルコインのメリット

ではなぜステーブルコインを選んだのでしょうか?仮想通貨というならばビットコインでもリップルでもイーサリアムでも良いと思われるかもしれません。ですが、これらの仮想通貨は2017年末にピークアウトをして、その後激しい下落シーンを展開しています。そのため信頼性や利用価値に疑問が投じられ、評判自体も良くありません。そこで価格変動の小さなステーブルコインに焦点が当たったようです。法定通貨とリンクしている仮想通貨なので、基本的に仮想通貨相場の価格の乱高下に影響を受けないからです。また送金の他にも、さまざまな製品やサービスを購入する際にピア・トゥー・ピアの支払いが可能になります。フィンテックとプの融資にもメリットがあるので、Facebookは目を付けた可能性があります。

まずはインドの国際送金市場をターゲット

インドでは比較的に仮想通貨が浸透している国です。また年間700億ドル前後の送金を受け取る世界最大の送金先としても有名です。そのインド送金市場に参入して、WhatsApps」専用のステーブルコインを促進させていく計画を立てていると言われています。

まとめ

SNSの最大手Facebookが持つ巨大なネットワーク参加者に、独自の仮想通貨を普及させるメリットはとてつもなく大きなメリットがあります。このプロジェクトの行方如何で、仮想通貨の状況も大きく変わっていく可能性は大いにあります。