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Sequenceとは?
Sequence(シークエンス)は、2016年9月に取引開始された仮想通貨で、通貨単位は「SEQ」を使っています。
取引開始でいきなり最高値を記録し、その後下落を続けましたが、2017年7月を過ぎたころから、徐々に価格を戻すという値動きをしています。当初の期待値が高かったものの、本来的な可能性を知らないまま取引していたトレーダーが多かったものと見られています。
この記事では、Sequenceの3つの特徴と将来性について紹介します。
- Dualityというプラットフォーム
- Dynamicの補完的コイン
- 価格の安定化
Dualityというプラットフォーム
SequenceはプラットフォームのDualityで使われる仮想通貨です。元々は医療情報に関する通貨として開発されていました。
Dualityは、マーケットの流動性を高めるためのブロックチェーンとして機能することを目的としており、サービスや商品のやり取りでかかる中間費用を削減するとともに、データの管理の煩雑さを解消して、効率のよいビジネスシーンを作り出そうというものです。
Dynamicの補完的コイン
Dualityでは、DynamicとSequenceという2つのブロックチェーン間で価格と供給に格差をつけることによって、価格を安定させる仕組みになっています。
仮想通貨はボラリティが大きく、その分投資対象としての魅力はありますが、それを運用して決済に利用するユーザーにはリスクがあるものとして敬遠されがちです。それを補うために、Dualityというプラットフォームでは、Dynamicで安定した通貨機能を保持しつつ、Sequenceによって補完してプロジェクトの価値を正しく価格に反映させます。
エンドユーザーが主に使うので安全で高速、かつプライバシーの保護されたDynamicのほうで、Sequenceはあくまでインフレを抑制するためのアセットトークンです。
価格の安定化
Sequenceは、Dualityプラットフォーム上でDynamicと併用して使うことによって全体の価格を安定させるものです。
2つの通貨を両立させるシステムをダイノード・システム、バイコインなどと呼んでおり、今後の仮想通貨のあり方のひとつとして注目されています。
Sequenceの将来性
Dualityは、主に企業のビジネスシーンで利用される通貨を目指しています。
ビジネスをもっと素早く、安全で生産性の高いものにすることが目的です。元来、Sequenceは医療分野で使われることをターゲットにした通貨で、今後は生体認証の分野での活用も検討されるなど、利用の拡大が見込まれています。
Sequenceは通貨として機能するか?
Sequence (SEQ) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
2016年から取引を開始し、長らく低価格のまま推移していました。しかし、2017年から上昇傾向にあります。
仮想通貨の課題である価格の安定化を図ろうとしているSequence。仮想通貨は現在、投機目的としての使われ方になってしまっていますが、本来の通貨としての役割を担うべく動き出そうとしています。その役割を担うひとつの仮想通貨として、今後も発展が見込めるでしょう。