SECの仮想通貨関連規制責任者にValerie A. Szczepanik氏が就任!




2018年6月、SEC(米国証券取引委員会)にデジタル資産を管轄するセクションが設置され、その要職にValerie A. Szczepanik(バレリー・シュシェパニャク)氏が就任しました。

この記事のポイント

・SECに仮想通貨管理セクションが設けられる!
・Valerie A. Szczepanik氏とはどんな人物か?
・氏の仮想通貨への認識とは?

SECに仮想通貨管理セクションが設けられる!

この役職は、コーポレートファイナンス部門アソシエートディレクターとデジタル資産及びイノベーションを担当する上級顧問の位置付けです。そしてValerie A. Szczepanik氏は仮想通貨皇帝・仮想通貨保安官・仮想通貨クォーターバックと呼ばれるようになりました。その理由は、米国証券取引委員会がブロックチェーン分野に持つ巨大な権限を、彼一人に集中させたからです。つまり彼が政府の規制当局と仮想通貨業界の仲介役となり、適切に調整する権限を持つようになったとされています。

2018年度の米国証券取引委員会の動きを見ると、一貫して仮想通貨市場の包括的な規制を掛ける決定を行っています。ビットコインETFの却下やICOトークンを有価証券とみなす見解など、米国証券取引委員会の管理下での規制を進めています。今回の新セクションの設置とValerie A. Szczepanik氏の就任ニュースに対して、業界に緊張が走ったのももっともでしょう

Valerie A. Szczepanik氏とはどんな人物か?

彼は20年以上も証券取引委員会に在籍したベテランの弁護士で、ワシントンDCの連邦判事助手とニューヨークの特別連邦検事補の経歴を持ちます。1997年にSECで検察官の任を受け、インサイダー取引事件を主に担当してきました。

2013年にSECが分散型ブロックチェーン・ワーキンググループを設置した際に、Valerie A. Szczepanik氏が長官に就き、その後サイバー部門のアシスタントディレクターとなり、ICOが始まるとニューヨーク州連邦裁判所で仮想通貨企業の訴訟に関わるようになりました。近々ではSECがDAOのトークン販売を違法判定した際にも関わっています。

氏の仮想通貨への認識とは?

「ICOトークンが有価証券かどうかの判断は、事実や状況をチェックして決定されるべきで、個別対応が望ましい」としています。仮想通貨やトークンの仕組みについても造詣が深いことから、仮想通貨に許容的なスタンスを見せています。今後SECがトークン取引に課す制約が、スマートコントラクトとして身を結ぶ可能性もあるとの意見も述べています