SECにルール変更の申請を完了していた電子証券取引所「NYSE Arca」




 

2019年1月、アメリカの電子証券取引所NYSE Arcaは、Bitwise Asset Managementがアメリカ証券取引委員会(SEC)に提出したビットコインETFに関連して、「19b-4」というルール変更の申請を行いました。

NYSE Arcaが提出したルール変更の申請とビットコインETFの承認について

・すでにSECへの申請が完了
・市場操作のリスクは低い
・政府閉鎖の解除を待つ状態

すでにSECへの申請が完了

NYSE Arca取引所は、シカゴのテラノーバ・トレーディング社によって開設された電子証券取引所で、今はインターコンチネンタル取引所(ICE)の傘下です。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やNasdaqなど8000以上の銘柄が電子的に取引できます。NYSE Arcaの上場基準はパシフィック証券取引所のそれを引き継いでいるため、NYSE本体より緩やかとされており、NYSEの名前を冠していてブランドイメージが良いということで、ベンチャー企業がNYSE上場を目指してNYSE Arcaに相次いで上場しています。NYSE Arcaは、先日、SECに「19b-4」(ルール変更)の申請を完了していることがわかりました。Bitwise Asset ManagementがビットコインETFを再申請した時、規制下の第三者カストディサービスへ現物を預ける内容を盛り込んでいましたが、NYSE Arcaの申請したルール変更でその点が証明される形になります。

市場操作のリスクは低い

NYSE Arcaは、申請提出書の中で、ビットコインETFの承認でネックとなっているビットコインの価格改竄などの市場操作についても触れています。ビットコインの代替可能性を考えると、不正を試みる個々の取引がインデックスバリューに与える潜在的なインパクトは、他の多くの取引所の価格や取引量を利用することで抑止可能ということです。そのため、前回、申請が却下された大きな要因である、市場操作の懸念はそれほど大きくないと示しています。

政府閉鎖の解除を待つ状態

NYSE Arcaがルール変更をすでに申請完了していることはわかりましたが、それで承認が近づいたとはまだ言えません。仮想通貨に詳しいKobre Kim法律事務所のJake Chervinsky弁護士がCoinDeskに語ったところによると、ETF申請の可否の締切は連邦広報に公示されてからのカウントとなるため、まずは政府機関の閉鎖が解除されるまで待つしかないとのことです。