2018年12月にSEC委員の任期が終了する予定のKara Stein氏




Kara Marlene Stein氏は、現在のアメリカ証券取引委員会(SEC)の委員の一人で、このポジションに2013年8月から就任しています。バラク・オバマ大統領(当時)が、Elisse Walter氏の後任の民主党のメンバーとしてStein氏を指名しました。2018年12月に彼女の任期は終了する予定です。ビットコインETFの上場申請で、上場に強く反対していたStein氏がSECから退任することで、今後の申請の承認可否に影響が出るのではないかと目されています

Kara Stein氏について

・ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法の成立に関与
・厳しい姿勢で有名
・2018年12月でSEC委員を退任

ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法の成立に関与

Kara Stein氏は1986年にイェール大学を卒業、その後、イェールロースクールで法律を学びました。弁護士となってからはWilmer, Cutler & Pickering法律事務所に勤めます。SECの委員に選任される以前は、ロードアイランドのJack Reed上院議員の補佐を務め、2010年に成立したドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法の草稿を手助けしたことでも知られます。

厳しい姿勢で有名

SEC委員としてのStein氏は、表向きにはソフトな語り口で柔和な印象を与えますが、投資家保護を強く主張し、法整備などにかなり攻撃的なスタンスを取っていることで知られています。それ以前は検察からお目こぼしされていた財政粉飾などを行った企業に対する権利放棄の行使についても、厳しい態度を取ることを主張し、SECと議会における討論ではかなり強い口調で攻め立てたと言われています。2014年のRoyal Bank of Scotland Groupの権利放棄についても反対の意見を示し、その姿勢は、2015年にSECの方針を批判した民主党のElizabeth Warren議員やSherrod Brown議員などから支持されました。彼女はその後も、BNP Paribas、Citigroup、Oppenheimer & Coなどの権利放棄を承認しようとするSECに対し反対を表明しています。

2018年12月でSEC委員を退任

ビットコインETFの上場についても反対していたStein氏ですが、2018年12月にSEC委員の任期が終了することになっています。その前の9月に新任委員として選ばれたのが仮想通貨推進派であるElad Roisman氏であることからも、今回のStein氏の退任で、ビットコインETFの上場が進むのではないかと期待が高まっているようです。