トロン財団のコンプライアンス責任者に迎えられた元SECのDavid Labhart氏

 

David Labhart氏は、アメリカ証券取引委員会(SEC)で証券規制の専門家として活躍してきた人物です。その点を高く評価され、2019年1月、トロン財団はLabhart氏をコンプライアンスの責任者として迎え入れたことを発表しました。

David Labhart氏について

・トロン財団のコンプライアンス部門の責任者に就任
・弁護士としてコンプライアンス部門に長年従事
・トロンへの参加はキャリアに最適なもの

トロン財団のコンプライアンス部門の責任者に就任

2019年1月9日、Finance Magnatesの報道で、トロン財団がSECで証券規制に長年従事したDavid Labhart氏をコンプライアンス部門の責任者として迎え入れたことが明らかになりました。弁護士でもあるLabhart氏は、トロン財団のコンプライアンスを担うとともに共同顧問弁護士を務めることになります。金融当局との間で、ブロックチェーンの規制について調整役になることを期待されてのものです。

弁護士としてコンプライアンス部門に長年従事

Labhart氏は、経営学で世界的に評価の高いパデュー大学の出身で、卒業後はインディアナ大学ブルーミントン校ロー・スクールで法律学の博士号を取得しています。2004年にワシントンD.C.のWilmer Cutler Pickering Hale and Dorr法律事務所にてキャリアをスタートさせ、内部調査やSECの執行措置を担当していました。2007年1月からはSECに移り、2015年まで投資顧問、ブローカーディーラー、自主規制機関などを担当するコンプライアンス検査室に勤めます。そして、2016年1月からはクレジットレーティング会社のS&P Global Ratingsにてコンプライアンス部門のシニアディレクターとして活躍していました。Labhart氏によると、同社ではAI、ブロックチェーン、クラウドコンピューティングなどの規制問題に力を注いでいたとのことです。

トロンへの参加はキャリアに最適なもの

Labhart氏はトロン財団に迎え入れられるに当たり、以下のようなコメントを発表しました。「私は金融業界の最先端で情熱を持ってキャリアを全うしてきました。トロン財団への参加はそのキャリアに最適なもので、(トロン財団の創設者)ジャスティン・サン氏の情熱と展望に共感し、仮想通貨やブロックチェーンという新しいテクノロジーで規制を満たすことに邁進してきます。」