ビットコインの共同設立者を名乗りSatoshi Schoolという学校を運営するJoerg Molt氏

 

Joerg Molt氏とは、ビットコインの共同設立者を名乗る人物です。また、Satoshi Schoolというビットコインとブロックチェーン技術を教える学校を開設し、そのCEOを務めています。Finderの仮想通貨業界レポートにも寄稿していますが、ネット上では詐欺師とも呼ばれるなど評判はあまり芳しくないです。

Joerg Molt氏について

・ビットコインの共同設立者を名乗る人物
・ビットコインとは無関係の詐欺師なのか
・ビットコインについて学べるSatoshi School

ビットコインの共同設立者を名乗る人物

これまで多くの人間が、我こそがSatoshi Nakamotoだと名乗りを上げてきましたが、これまで信頼に足る人物は現れていません。このJoerg Moltという人物は、自分がSatoshi Nakamotoだと名乗り出たわけではありませんが、自分もビットコインの設立にかかわったと世界に向けて発信したことで注目されました。彼の述べるところによると、ビットコインはSatoshi Nakamoto以前にもあったさほど新しくない技術だとのことです。ナップスターやトレントなどのファイル共有システム以上のものではないとしています。また、ビットコインのアイデアにかかわった人物は全員知っているとも主張しています。

ビットコインとは無関係の詐欺師なのか

しかし、あるウェブサイトが調べたところ、Molt氏はビットコインの設立とは関係がなく、「Joerg Molt」という名前も偽名であり、本名は「JÖRG ÖRTL」だとのことです。2013~2015年ごろに現在の名前を名乗るようになり、本名とされる名前でネットを検索すれば、すぐに彼がただの詐欺師だということがわかるはずだとしています。「JÖRG ÖRTL」氏はドイツ語圏のLinkedInのバージョンであるXINGにプロフィールを作成しており、それを読めば、当時、彼自身ですらビットコインを共同設立したと騙るようになるとは思っていなかったはずだとのことです。おそらくこれが唯一の真実だろうと結論付けています。

ビットコインについて学べるSatoshi School

そんなJoerg Molt氏ですが、今ではSatoshi Schoolという学校を作って、ビットコインとブロックチェーン技術についてのトレーニングを一般向けに提供しています。学校のサイトによると、ビットコインの可能性やその技術をわかりやすく学ぶことができ、ビットコインとスマートコントラクトなどの関連技術についてすべてが身に付くとしています。公認のトレーナーとMolt氏自らが教鞭を取るとのことです。