リップル社のxRapidの導入を決めたイギリスの国際送金サービス会社「JNFX」

 

JNFXは、2007年に設立されたイギリスのロンドンに本拠を構える国際送金サービス企業です。2019年1月、アメリカのリップル社が、自社の国際送金ネットワークである「リップルネット」に新たに13社が加わったことを発表しましたが、JNFXもその一つで、XRPを用いた送金システムである「xRapid」の導入を明らかにしています。

JNFXとJNFXが導入するxRapidについて

・より効率的なサービスを実現するために
・合理的なソリューション
・世界中の企業が注目

より効率的なサービスを実現するために

JNFXは2007年、外国為替市場の中心地であるロンドンに設立されました。模範的なサービスを提供することが求められるこの大都市を本拠とする貿易会社にとって、確固とした安全性は必要不可欠です。そこに目を付けた創業者によって設立されたJNFXでは、外国為替に特化した国際送金サービスによって事業をスタートさせました。今ではJNFXの顧客は幅広い層に拡大しており、ナイジェリアの農村部に住む個人から、40カ国以上にまたがる事業を束ねるコングロマリットまで、さまざまな顧客に必要とされているのが同社の金融サービスです。しかし、これまでの国際送金のやり方では、時間もコストもかかり、透明性も十分ではありませんでした。そこで、より流動性の高いサービスを提供するために、JNFXはリップル社のリップルネットに加入して、xRapidを採用することに決めました。

合理的なソリューション

xRapidとは、異なる通貨同士の交換を容易にするためのシステムです。XRPを利用しますが、送金者も受取人もXRPを保有する必要はありません。xRapidを用いると、送金者が送金した通貨は自動的にXRPへと変換され、相手の口座に届く際にはXRPから相手先の法定通貨に自動的に変換されます。つまり、両替の手間もコストも必要としない国際送金の新しい手段です。JNFXのような、ドルやユーロといったメジャーな通貨にアクセスしにくい地域に多くの顧客を抱える企業にとって、xRapidは非常に合理的なソリューションとなるでしょう。また、顧客にとっても低コストで安全なサービスが受けられるメリットの大きなシステムです。

世界中の企業が注目

このように、多くのメリットを持つxRapidを採用する企業は世界的に増えており、リップル社によると、リップルネットに参加する企業はすでに200社以上を数えるとのことです。今も週に2~3社ずつ参加企業が増えている状況で、世界的規模の金融機関からも注目を集めています。