フィンテックのスタートアップ企業「Revolut」のCEO Nikolay Storonsky氏




 

Nikolay Storonsky氏(1984年7月21日生)は、モスクワ生まれのイギリス人起業家で、デジタルバンキングのスタートアップ企業「Revolut」のCEOを務めています。

Nikolay Storonsky氏について

・トレーダーを経てRevolutを創業
・手数料無料の海外送金サービスを開始
・自身の利益は後回し

トレーダーを経てRevolutを創業

Storonsky氏は、モスクワ物理工科大学にて物理学で修士号を取得し、また、New Economic School in Moscowでは経済学も修めています。卒業後、クレディ・スイスやリーマン・ブラザーズのトレーダーとして活躍した後、クレディ・スイスの同僚であったVlad Yatsenko氏とともに2015年、Revolutを設立しました。手数料無料の海外送金サービスによって、Revolutはわずか3年足らずで350万ドルもの収益を上げることになりますが、ビジネスのアイデア自体は、以前から温められていたといいます。仕事柄、海外を頻繁に飛び回っていたStoronsky氏は、海外との取引手数料や両替手数料で大金を無駄にしていることに気づき、もっと公平な取引ができる世の中にしたいと思うようになりました。もうひとり金融のバックグラウンドを持つ誰かと一緒ならそれが可能だと決意したStoronsky氏は、元同僚のYatsenko氏に声をかけ、そして、誕生したのがRevolutです。

手数料無料の海外送金サービスを開始

Storonsky氏によると、Revolutにて提供したい価値はごくシンプルなものだと言います。従来の数%もの手数料がかかる海外送金に対し、手数料が一切かからないサービスを提供して、世界中の人がもっと自由に送金や取引ができるようにすることです。ローンチされたモバイルアプリは、現に多くのユーザーの支持を受け、マーケティングにまったく予算を割いていないのにもかかわらず、わずか2年半で200万人近くのユーザーを獲得することになりました。

自身の利益は後回し

Revolutのモバイルアプリは、ユーザーにとって一切費用がかからない送金サービスのため、これだけではRevolutに利益はありません。しかし、Revolutのサービスを気に入ったユーザーが、同社の有料の別のプロダクトを利用してくれるおかげで、徐々に利益が出るようになったとのことです。創業から2年半でようやく収支がトントンになりましたが、このようにユーザーファーストで自身の利益は後回しという点も、多くの人が惹き付けられるゆえんでしょう。