ReeCoinとはどのような仮想通貨か?

ReeCoinとは?

ReeCoinは2016年6月に取引開始された仮想通貨で、通貨単位は「REE」を使っています。数名の中国系のエンジニアによって開発された通貨で、ビットコインよりも早い段階でセキュリティレベルを引き上げたアップグレード版を発表しています。その後の人気があまり上がらなかったことから停滞した状態が続き、エンジニアたちが引き上げるという事件が発覚しています。

ReeCoinの3つの特徴
  • 大幅な下落
  • 開発は動いている
  • チャンスかピンチか

大幅な下落

ReeCoinは2017年にれまで上場していた取引所から外されてしまうという事態が発生しています。エンジニアたちが通貨を持ち逃げしたという噂もありました。

2017年9月までは1REEはおよそ150satoshi程度の価格で推移していましたが、突如として1satoshiにまで大幅に下落しています。1satoshiはBTCの最小単位ですし、150分の1という大幅な下落です。市場関係者からは不測の事態と言われていました。

開発は動いている

こうした事態から、ReeCoinは詐欺コインだろうという噂が流れましたが、開発チームはすぐに声明を発表しています。それによるとコードのアップデートにおける問題が発生したためとされています。通貨のやり取りも不能な状態が続いていましたが、復活して再び取引が可能になっています。取引所の対応が遅れており、まだ一部に問題が残っています。

チャンスかピンチか

仮想通貨ユーザーとしては、見極め時と言っていいでそう。仮想通貨はまだ未成熟な分野であるため、様々な問題が起こっています。そのためビットコインでさえも激しい乱高下を繰り返しています。開発サイドも積極的に情報を発信していますが、これが元からいたエンジニアなのか新体制の人たちなのか分かっていません。ここをチャンスと見るか、ピンチと見るかはまだ予断を許さない状況と言っていいでしょう。

ReeCoinはReeCoreとして生まれ変わった?

ReeCoin (REE) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

ReeCoinはReeCoreとして再始動しています。このチャートはReeCoinのものです。2016年に取引開始し、取引開始直後は高騰しましたがすぐに下火になります。2017年後半に再度値上がりしますが、その後ほとんど値がつかない状態が続きます。

公式サイトを確認すると、ReeCoinはReeCoreとして生まれ変わったという記載があります。下記は公式サイトの記述です。(日本語訳)

ReeCoreはオリジナルのReeCoinの改良された実装ですが、REEと区別するために名前が変更されました。
新しいコインはReeCoreと呼ばれ、ティッカーはREEXです。
このプロジェクトは、元のReecoin保有者コミュニティの8人のメンバーによって率いられています

About – REECORE – THE PEOPLE’S COIN

公式サイトにはロードマップが細かく記され、ホワイトペーパーも掲載されており、情報がオープンになっていることが伺えます。公式ブログやTwitterをはじめとしたSNSの更新も頻繁です。機能面では、P2Pの分散型で第三者の追跡が出来ない機能を備えています。

ReeCoinについては、詐欺コインなどと呼ばれ不信感のある仮想通貨として認知されるようになりましたが、ReeCoreに生まれ変わり、立て直しを行っている点は評価すべきでしょう。情報がオープンになっており、コミュニティも活発です。今後、どのような発展を遂げるのか動向に注目が集まります。

ReeCoinの主な取引所
取引可能な取引所の情報はありません。