Red Belly Blockchainの実験を成功させたシドニー大学のヴィンセント・グラモリ氏




 

ヴィンセント・グラモリ氏とは

ヴィンセント・グラモリ氏とは、シドニー大学の博士です。Red Belly Blockchainという技術を、Wi-Fiを開発したことで有名なオーストラリア国立科学機関CSIROのData61技術部門と共同開発を行いました。ヴィンセント・グラモリ氏はこの共同研究開発グループの責任者として、開発の主導を行いました。

・共同開発研究の責任者
・Red Belly Blockchainの実験

共同開発研究の責任者

ヴィンセント・グラモリ氏は、Red Belly Blockchainの実験が世界で初めて成功したことによせて、現在のブロックチェーン技術における応用はエネルギー消費やPoWの複雑さによって時間がかかっているという問題点を指摘したうえで、Red Belly Blockchainを応用していけばそれらの問題解決をしていることに言及しました。

現在のブロックチェーン技術は、ビットコインのようなものが主流ですが、PoWを行う必要があり、それを行うには暗号パズルの解読が必要です。そのために、膨大なエネルギーの消費と時間を費やしています。Red Belly Blockchainはエネルギーの消費量を最小限に抑えてパフォーマンスを維持できるので、現在のブロックチェーン技術に代わってRed Belly Blockchainが採用されていけば革新的なのです。

Red Belly Blockchainの実験

Red Belly Blockchainの実験ではどのような実験が行われたのかというと、まず、北米や南米、アジア太平洋、ヨーロッパ等18地域のうち14のAWSにRed Belly Blockchainを1000台のマシンで導入しました。AWSとは、Amazon Web Servicesのことで、そのグローバルクラウド基盤を使わせてもらって実験を行いました。

そして、地理的に異なった地域から毎秒3万の取引をすることを設定しました。その結果、1000台のマシンで平均3秒の待ち時間が出ました。この待ち時間が長いのかどうか比較すると、現在主流となっているブロックチェーン技術だと、そもそも処理できる取引が毎秒20件以下で、その待ち時間は数分です。なので、非常に速い取引を安全にできることが、Red Belly Blockchainの実験で証明されました。

さらに、Red Belly Blockchainのスケーラビリティもこの実験で証明されました。非常に速い取引と高い安全性を担保するために、ピアツーピア取引を使用しているため、金融取引やマイクログリッドの処理を速く行うのに最適なのです。