分散型のネットワークを提供するProject Decorumを紹介

Project Decorumとは?


仮想通貨の中核をなすブロックチェーン技術は、非中央集権型のネットワークを実現させました。

そのため純粋な次世代型通貨を目的とする以外にも非中央集権型のメリットを活用するために、多くの仮想通貨が公開されています。

その中のひとつに分散型のネットワーキングサービス構築を目的とした仮想通貨Project Decorumがあります。

今回はそんなProject Decorumについて紹介します。

Project
・分散型のネットワーク構築を目的としている
・コミュニティの健全性を保つ調停サービス
・信頼性を維持する独自の試み

分散型のネットワーク構築を目的としている


先に述べたようにProject Decorumはブロックチェーン技術を用いた分散型のネットワーク構築を目的とした仮想通貨です。

Project Decorumが提供するSAFEネットワークはオープンソースで公開されフォーラムやコメントセクションなど好きな用途で使用できます。

ネットワークそのもので個人のデータを管理し、複数の知らないSAFEネットワークを利用したサービスとコミュニケーションが可能です。

従来のネットと違い、Project Decorumの提供するサイバー世界はサーバーで一元的に管理されることなく自由にアカウントや個人情報を管理できます。

コミュニティの健全性を保つ調停サービス


Project Decorumではメインのサーバーを持たないため、スパムや不適切なコンテンツをサーバーに訴えて削除してもらうことはできません。

その代わりに他のユーザーをリストアップする機能を用いて調停の役割を果たすチームを組織して不適切なコンテンツをどうするか話し合い、結論を出します。

調停チームの中で健全な判断を下すアクティブなユーザは多くの調停チームに所属し、ときに調停活動のために寄付や調停料金をもらうこともできます。

また調停するユーザーが権力を濫用し始めたときには他のユーザーがリストから削除することで対応します。

このような調停サービスによって、サーバーがなくてもサービスの健全性を維持する仕組みとなっています。

信頼性を維持する独自の試み


またProject Decorumではコンテンツの信頼性を維持するために2つの承認プロセスを採用しています。

ひとつは時系列です。

Project Decorumはすべてのコンテンツを整理し、種類ごとにコレクションとして表示します。

コレクションの中では年代順に承認されたコンテンツが並び、新しいものが古いものを上回ります。

もうひとつが、信頼度によるものです。

project Decorumでは信頼性の管理がほぼ自動で行われ、もしひとつのアカウントがあるユーザやあるユーザに信頼された人から承認された場合には信頼性が上がります。

逆に信頼する人にブラックリストに入れられてしまえば信頼度は下がります。

そして信頼度の低いアカウントは他のアカウントやコミュニティに影響を及ぼせなくなってしまいます。

この2つの承認プロセスを組み合わせることで信頼できないコンテンツの影響を小さくすることができます。

Project Decorumの価格推移と購入方法


Project Decorum (PDC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
Project Decorumは2017年9月と、仮想通貨バブルと呼ばれた2017年12月に大きく値上がりしましたがその後は値下がりし、公開時より高い底値を維持したまま推移しています。

プロジェクトの価値が見直され、Project Decorumが再注目を浴びることで再びその価格が上昇する可能性はあります。

Project Decorumは開発者サイトのほか創設者でありコア開発者でもあるHarmen Klink氏がTwitterアカウントで情報を発信しています。

今後SAFEネットワークが正式に稼働するかどうかによって価格が変動することも考えられるのでチェックしておくとよいでしょう。

Project Decorumは国内の取引所では取引できないため、海外の取引所にBitcoinを送金して購入する必要があります。

Project
・EherDelta
・CoinSwitch