10億ドル運用ファンドのCEOが語るブロックチェーンの未来




ブロックチェーンの未来は明るいのでしょうか?
Tezosのボードメンバにも参画しているOlaf Carlson-Wee氏のディスカッションを振り返ります。

お金より仮想通貨のほうが安全?

「どんな国家より、インターネットのほうが長続きするでしょう。したがって国家が発行する通貨より、インターネットに依存する仮想通貨のほうが安全なのは当然です」

そう語るのは、Coinbase初期メンバーのOlaf Carlson-Wee氏です。現在、同氏はPolychainのCEOとして10億ドル以上を運用しています。

またCarlson-Wee氏は、「GoogleやFacebookの従業員は、暗号化プロジェクトに取り組む機会はありません。そういうわけで、トップの才能が流行しているのです」と語っています。

GoogleとFacebookは、仮想通貨に慎重な姿勢を見せています。2018年に入ってから、両社とも仮想通貨の広告を禁止したほどです。

しかしFacebookは6月、ICO以外の広告掲載を解禁しました。またGoogleも、7月にCoinbaseの広告を解禁しています。

仮想通貨の未来は明るい

仮想通貨の価格は、ハッキング被害や送金トラブルなどで、たびたび暴落しています。そのため、多くの投資家が仮想通貨の安全性について懸念を抱いています。 

しかし、Carlson-Wee氏は心配ないと言います。「私が注意しているのは、仮想通貨の月々の市場価格ではありません。新しいアプリケーションを構築する開発者の勢いです」。

Carlson-Wee氏は、ブロックチェーンのシステム開発を容易にする最新技術を根拠に、仮想通貨の未来は明るいと考えています。

仮想通貨の新しいプロジェクトとツールとは

Carlson-Wee氏は、仮想通貨の未来を楽観視する根拠として「Dfinity」と「WebAssembly」をあげています。

Dfinity
ブロックチェーンを相互運用可能にすることを目指すプロジェクト。
ハッキング対策を強化すると同時に、ハッキングが起きても被害額を取り戻せるようなプログラミングを組み込む。
従来のサービスに比べ90%のコストカットが可能。
WebAssembly
開発者が使い慣れたプログラミング言語でブロックチェーンを構築できるようにするツール。
JavaScriptよりサイズが小さく、ブラウザでプログラムを高速動作させることが可能。

Carlson-Wee氏は、これらの最新技術が普及すれば、ブロックチェーン利用者は10倍に増えると試算しています。

まとめ

ハッキング問題などで、仮想通貨は危険な通貨という印象を持たれることもあります。

しかしCarlson-Wee氏が指摘するとおり、安全性が確保できるのであれば、国の政治経済に左右される現在の通貨より安全と言えるでしょう。

Dfinityの開発には、日本人の三越繁雄氏も参加しています。飛躍的に技術が進歩しているため、仮想通貨が安全な通貨として認識される日も、そう遠くないかもしれませんね。