Pattera Dilokrungthirapop氏はタイ証券取引所(SET)が仮想通貨取引所としての準備を開始と発言

 

仮想通貨はやや人気が下火になってきているとはいえ、やはり次世代の通貨としての役割を担う可能性を秘めています。例えばタイ証券取引所(SET)では、新たに仮想通貨に関する動きが見られるようになっています。これまでは日本やアメリカ、中国に後れを取っていた東南アジアでこれから仮想通貨熱が上がるかもしれません。

この記事のポイント

・Pattera Dilokrungthirapop氏はSET理事会副理事長
・Pattera Dilokrungthirapop氏は複数の証券会社が仮想通貨取引所の準備をしていると言及
・タイでも仮想通貨への関心が高まる

Pattera Dilokrungthirapop氏はSET理事会副理事長

Pattera Dilokrungthirapop氏はタイ証券取引所(SET)理事会の副理事長であり、証券界者協会会長でもある重要人物です。そのポストを有しているため、その発言はタイ国内でも重視されており、今回の仮想通貨に関する発言においては世界中の証券会社やデイトレーダーの関心を集めています。

Pattera Dilokrungthirapop氏はタイ証券取引所(SET)が仮想通貨取引所の準備をしていると言及

Pattera Dilokrungthirapop氏の発言が重要なのは、東南アジアでもっとも勢いのあるタイ証券取引所(SET)が新たな仮想通貨取引所の開設を申請したというものだからです。通常証券取引所は株やFXなどの取引が行われますが、もしタイ証券取引所(SET)が仮想通貨も扱うことになれば、世界的にも珍しい証券と仮想通貨の両方を扱う証券取引所として世界中から注目を集めることとなるでしょう。海外の証券取引所と比べて経験値は劣りますが、新規の参入は市場に大きな影響を与えそうです。

タイでも仮想通貨への関心が高まる

タイでは近年仮想通貨への期待や関心が高まっており、新興国の参入による市場の活性化が期待されています。タイの外務省は暗号資産事業のライセンスをすでに4つの仮想通貨関連企業に付与しており、国として仮想通貨に寛容な姿勢を示しています。実際タイ国内の複数の証券会社が共同で新たな仮想通貨の開発を行っているという情報もあり、今後どのように仮想通貨の取引が行われていくのか、東南アジア各国の参入が続くのかが注目されています。とはいえライセンスの厳格化などの規制を敷くことも検討しているため、実際に投資を行っている人は目が離せない状況が続きそうです。