分散型アプリ向けの新規格「BDIP」とは





この記事のポイント
■ビットコインキャッシュ(BCH)に適用するための新規格
■対象となるのは分散型アプリケーション(dApps)開発
■すでにGitHub上で公開済

BDIPは今後の分散型アプリ開発に影響を与える新規格

BDIPとは、ビットコインキャッシュによって提案された新しい規格で、2018年11月3日に公開されました。ビットコインは11月11日にハードフォークが予定されているため、その前に分散型アプリケーション(dApps)の開発における提案を行ったものだと考えられています。すでにBDIPは世界最大のソフトウェア開発のプラットフォームであるGitHub上に公開されていて、世界各国のエンジニアたちに提供されています。

周囲からの反応は?

BDIPは、ビットコインキャッシュに特化したウォレットを提供しているYenon社開発チームによってローンチされました。その内容はすでにホワイトペーパーとして公開されていますが、ザックリまとめると、ビットコインのブロックチェーン上におけるBIPや、イーサリアムのブロックチェーン上におけるEIPなどのモデルと同じようなもので、今後BDIPはビットコインキャッシュという仮想通貨の銘柄においては、共通する規格となることが計画されているというわけです。

また、BDIPはビットコインの分散型アプリ開発のコミュニティにおいて、各機能における技術仕様を簡単にまとめたものや、機能の根拠に関する情報について設計仕様などを公表すると同時に、コミュニティ内にコンセンサスを構築して、反対意見を文書としてまとめることについても表明しています。こうした反対意見を受けて、更なる改善が行われることも期待されています。

BDIPによって可能になること

BDIPは、バージョン別に管理されているリポジトリ内でテキストファイルとして管理されることになりますが、ブロックチェーン技術を採用しているため、改訂版が発行されると、旧バージョンからの履歴をすべてのユーザーが閲覧可能となります。BDIPが提案されたことによって、開発に携わるエンジニアもユーザーも、実装状況を簡単に確認できたり、課題を確認できたり、また開発側のエンジニアにとっては、活動状況や進捗状況などを確認する手段として利用できるというメリットが期待できます。さらに、フィードバックを提出することによって、問題点を多くのエンジニアたちと共有し、今後の課題を模索するうえでもメリットが期待できることでしょう。