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MonetaryUnitとは?
MonetaryUnitとは、分散型ではなく自立、自己管理型の仮想通貨です。高い処理能力や報酬の使いみちがはっきりしている点が特徴です。
この記事ではMonetaryUnitの3つの特徴について紹介します。
- 高速処理が可能な技術を実装しているコイン
- ブロック半減期が存在しないためマイナーの参加が促される
- 技術的改善のためのシステムが存在するため安心できる
2014年に誕生した高機能の仮想通貨
MonetaryUnitは、2014年に開発、発表された仮想通貨でMUEという単位で取引されています。
日本での取引所での扱いはありませんので、海外取引所で売買をする必要があります。
ほとんど日本のユーザーには使用されていませんが、他のアルトコインと同じような勢いで価値の上下が見られ、マーケットの反応はとても早いと言えるでしょう。トランザクションの処理のための時間が短いのが技術的メリットと言うことができ、実生活での使用でも問題がないレベルです。
ビットコインはとても信用度が高いコインですが、ブロック生成までの時間が長く処理にかなりの時間がかかってしまうというデメリットを持っています。
こうした問題点を解決してくれるのがMonetaryUnitのような、高速処理が可能なコインです。実世界での利用が広まっていくためには、処理に時間がかからないというのが必須条件ですので、機能性の高いコインの重要度は向上していくことでしょう。
ブロック半減期が設定されていないというのは大きなメリット
仮想通貨のマイニングをする人にとって大きな障壁となっているのが、ブロック半減期というイベントです。
ブロック半減が起こると、その分報酬が激減してしまいますので、マイニングはできるだけ早い段階から参加した人に有利な仕組みをとっていて、後から参加した人はあまりおいしい思いができないというデメリットがあります。
しかし、その点このMonetaryUnitはブロック半減期が存在せず、どの時点からマイニングに参入しても初期の人と同じような割合で報酬を得られるというメリットがあります。
その分、たくさんのマイナーがMonetaryUnitのために入ってくることになりますので、活発な動きを維持できるという大きな利点を生み出します。
報酬の一定割合がシステム管理のために使われる
ブロック生成の度にマイナーに報酬が発生し支払われることになりますが、MonetaryUnitではこの報酬のうち10パーセントをプールするという仕組みを採っています。
この10パーセント分はシステムのメンテナンスや改善のために使用されるということになっていて、継続的にシステム改善をする盤石の体制を作ることができ安心感を与えるものとなります。
MonetaryUnitは実生活で役立つ通貨となるか?
2014年にプロジェクトが開始し、2017年の仮想通貨の盛り上がりとともに一気に値上がりしました。最高値は、取引開始時の1000倍以上ともいわれています。その後、仮想通貨バブルが弾け価格は降下気味です。
参考:MonetaryUnit 相場チャート Bitcoin (MUE/BTC)
ビットコインのデメリットを克服するような特徴が多く見られるMonetaryUnit。特に、高速処理の技術は実用的で、「投機としての仮想通貨」という概念から、「実生活で役立つ通貨」へ転換していく上で必須の機能になります。
その可能性を秘めているMonetaryUnitは、仮想通貨の知識を持った限られた人だけでなく、長期的にすべての人に対して利用が促進されることを目指しています。これが実現出来れば、普段の生活で仮想通貨を使うことが当たり前になるかもしれません。今後の動向に期待が高まります。