2018年11月にMALTA BLOCKCHAIN SUMMIT(マルタブロックチェーンサミット)が開催




この記事のポイント

■マルタは仮想通貨の取引高世界最大
■ロボットのソフィアやマルタ国ジョゼフ・ムスカット首相も出席
■トピックは政治・法律~金融・ビジネスまで多岐

大型カンファレンスMALTA BLOCKCHAIN SUMMITが開催

2018年11月1日と2日に、ヨーロッパに浮かぶ小さな国マルタにおいて、MALTA BLOCKCHAIN SUMMIT(マルタブロックチェーンサミット)が開催されました。国の面積や経済という点ではそれほど規模は大きくないマルタですが、仮想通貨の取引高という点では世界最大のシェアを誇り、仮想通貨大国として知られています。そして、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術に関しても積極的に取り組んでいる国の一つでもあります。

MALTA BLOCKCHAIN SUMMITは、世界各国で開催されているブロックチェーン関連イベントの中でも世界最大規模になると言われていましたが、その理由は、ブロックチェーン系企業の重役が世界中から集まり、マルタ政府からも首相を始め金融大臣などが登壇し、そのスピーカーは200人程度と発表されていたためです。特に、こうしたブロックチェーン技術のようなIT技術のイベントにおいて、国の首相や金融大臣がそろって参加することは決して一般的ではないため、この点からもマルタがいかに仮想通貨大国であるかを物語っていると言えるでしょう。

世界で初めて市民として認められたソフィアも登壇

MALTA BLOCKCHAIN SUMMITが注目された理由は他にもあります。それは、ロボットのSophia(ソフィア)が登壇してスピーチを行うからです。ソフィアは世界で初めて市民として認められたロボットで、このサミットにおいては「ICOに投資するべきかどうか」というトピックにおいてスピーチを行ったわけです。現在ソフィアが市民として認められているのはサウジアラビア国においてですが、こうしたAIロボットは少しずつ各国において市民権を獲得する日がやってくるのかもしれません。

カンファレンスからパネルディスカッションまで

MALTA BLOCKCHAIN SUMMITでは、政治や金融、法律の業界における権威や、エンジニアなど実際の開発に携わる人材まで幅広い業界や分野からたくさんの人が集まり、パネルディスカッションやスピーチ、カンファレンスなどが開催されました。イベントは2日間にわたりましたが、前半にはマルタにおけるブロックチェーン技術関連事業誘致や各国における税制や規制についてのパネルディスカッションが開催され、情報収集の場としても好評だったようです。後半はどちらかと言えば技術者向けのトピックが充実していて、スマートコントラクトにおける開発やコンセンサスのメカニズム、パーミッション型のチェーンに関する話題などが準備されていました。