コンテンツデリバリーネットワークとブロックチェーンを組み合わせる仮想通貨LLToken

インターネットが急速に普及を始めた1990年代に、画像や圧縮ファイルをより快適に配信するための技術として「コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)」というものが生み出されました。

それから20年経ち、通信技術が進化することでブロックチェーン技術というものが生まれましたが、CDNは未だに健在です。

そんなCDNをブロックチェーンと組み合わせることで再定義しようとする仮想通貨として、今回はLLTokenを紹介します。

LLTokenについて
・コンテンツデリバリーネットワークとは
・LLTokenの取り組み
・LLTokenの価格推移と購入方法

コンテンツデリバリーネットワークとは


そもそもコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)とは、ネットワーク事業大手のアカマイ・テクノロジーズ社が考案した、Webコンテンツをインターネット経由で配信するために最適化されたネットワークやその構築を指す言葉です。

通常、ヨーロッパの企業からダウンロードが必要な場合、日本からだといくつものルータを経由してヨーロッパのサーバからダウンロードをすることとなり、距離が長くなってしまうため接続が遅くなってしまいます。

しかしCDNを利用するとヨーロッパの企業が日本に用意したキャッシュサーバ(元のサーバに保存されたデータの複製を保存するサーバ)からダウンロードをすることができ、高速で接続することができるのです。

アクセス元からアクセス先へ到達するまでにいくつのルータを経由したかというのを「HOP数」と言うのですが、ひとつのサーバに対して世界各地にキャッシュサーバを用意することで、アクセス元から最小のHOP数でアクセスが可能になるようなネットワークを作ることをCDNと呼ぶのです。

LLTokenの取り組み


LLTokenではP2PとCDNを組み合わせ、両者の更なる発展を目指しています。

P2PとCDNを合わせるとユーザは4億人以上、日々に8000万以上のタスクをこなしている計算となります。

これほどの規模のマーケットで活動することで、CDNの業界標準を構築するほか余剰の帯域幅を活用することでCDNを分散化し、新たな価値を創造することも可能です。

またLLTokenはコンセンサスアルゴリズムとしてPoD(Proof of Devotion)を採用しています。

PoDはLLTokenのネットワークに貢献した人が報酬をもらえる仕組みで、サプライヤーと需要のあるコンテンツを結ぶ架け橋となります。

LLTokenのPoDは発掘が進むごとに発行のペースが落ちるように計算されているため、価格が急に変動することはありません。

LLTokenの価格推移と購入方法


https://coinmarketcap.com/currencies/lltoken/
LLTokenは2017年8月に取引を開始し、3か月後11月から翌年1月にかけて高騰しました。

しかし高騰した1月末で取引が停止してしまっており、まだ再開されていません。

最新の情報は発信されているようですが、SNSなどでは提供していないため公式のウェブサイトを参照する必要があります。

取引は停止していますが、海外の取引所には上場しているためもし興味を持った場合はBitcoinかEthreumを送って交換できるよう準備しておきましょう。

LLTokenが上場する主な取引所
・Gate.io
・EtherDelta