LINEのブロックチェーン戦略でUnblockがもたらす意義とは?




日本発のチャットアプリとして、今や若者の生活に欠かせないのがLINEです。

・LINEは近頃取引所、トークン発行などブロックチェーンに力を注いでいる
・LINEは韓国にブロックチェーン技術専門の子会社Unblockを設立
・様々なライバルがいる韓国をアジア進出の足がかりにしようとしている

果たして、LINEのブロックチェーン戦略の目指すところはどこなのか?Unblockの意義と共に考えていきましょう。

LINEに応用されるブロックチェーン技術

LINEは、2018年に次々とブロックチェーンを使った新戦略を発表してきました。7月には仮想通貨取引所であるBITBOXを開設。法律の壁から、日本やアメリカからの取引はできませんが、当時28種類の仮想通貨、54ペアの取引が可能な取引所です。さらに、9月にはブロックチェーン技術を応用した新たな5つのサービスを発表します。

ユーザーの質問に答える「知恵袋」的な「wizball」、未来を予測したり投票したりする「4CAST」、商品やお店のレビューが行える「Pasha」と「TAPAS」、そして旅行の思い出を語るロケーションSNSの「STEP」です。これらは、どれもユーザー参加型で将来的にはユーザーによる管理を目指しています。運営に貢献したユーザーにはLINKというブロックチェーントークンによるインセンティブが行われ、さらに認証や管理にもブロックチェーン技術が使われています。

これらの技術の根幹には、LINEが2018年2月に設立した子会社Unblockの成果が大きいと思われます。

UnblockでLINEが目指すものとは?

Unblockは、韓国でも有名な広告会社であるAD4thの創業者イ・ヒウ氏が初代代表に選任されました。このUnblockのブロックチェーン技術研究とそれによるDAppsの開発が、先述のLINEの新サービスにつながったのです。さらに、Unblockは8月に11億円を出資するブロックチェーンベンチャーファンドを香港で立ち上げたとも発表しました。しかし、日本発の企業LINEの次の主力とも言えるブロックチェーン事業が韓国や香港で行われるのでしょうか。

LINEが抱える16,000万人のアクティブユーザーは日本、台湾、タイ、インドネシアが主です。韓国ではカカオトーク、香港ではWechatが主流です。まずLINEは韓国・香港に拠点を置き、アジアの覇権を握りたいのです。さらに、ブロックチェーンを使ったトークンにより、世界各国に利用者を増やしていきたい思惑があるのです。その足がかりを作ろうとしているのがUnblockなのです。