Torの組み込まれた仮想通貨・Kore

Koreとは?

Koreとは、セキュリティ面や匿名性においてトップクラスの機能を誇る仮想通貨です。通貨単位は「CORE」です。

Koreの3つの特徴
  • 取引履歴をほかにみられる心配のない仮想通貨
  • ウォレットにはTorが組み込まれている
  • プライバシー機能の優れたスマホが今後出てくるかも

Koreとはどのような仮想通貨?

Koreは数ある仮想通貨の中でもセキュリティとプライバシーに関してはトップクラスでレベルの高いコインといわれています。

従来仮想通貨が導入しているブロックチェーン技術は、不正利用や偽造などを行うのは実質上不可能です。しかし問題は残されていて、ウォレットのアカウントになるIDアドレスを知られる恐れがあります。もしIDアドレスを知られてしまうと、ウォレットの中にある通貨をなりすましで自由に取引されてしまいかねません。

Koreの場合、ブロックチェーンで保管されている取引履歴について、第三者が閲覧できない仕組みになっています。ですからその足跡をたどって個人情報を知られることもないですし、ほかの誰かが成りすましてコインを盗むといったことも非常に難しいです。このため、きわめて安全性の高い仮想通貨として注目を集めています。

Koreのウォレットにも特徴が

仮想通貨を保管するためのウォレットをKoreでも用意しています。このウォレット、特殊なつくりをしていてTorというソフトが組み込まれています。

このTor、取引履歴の参照ができないようになっています。先ほど紹介したプライバシーとセキュリティを高いレベルで維持できているのは、このTorの存在によるところが大きいです。ウォレット間の取引の記録を匿名にしてしまうので、IPアドレスや誰がマスターノードをだれかなどの追跡も第三者が行うのはまず不可能です。このように極めて高いプライバシー性が担保されているので、例えば法人がビジネス資金のやり取りをするときでも安心です。

Torについてもっと詳しく
Torとは、暗号化と複数のノードをプロキシ接続することによって匿名での通信を行うための技術、あるいはそのような技術を実現するためのソフトウェアの名称である。

Torのソフトウェアがインストールされたコンピュータは、LANから外部ネットワークへ接続するためのプロキシ接続手法であるSOCKSとして機能し、Tor独自のネットワークを通じて通信を行う。Torは通信のたびに異なるプロキシサーバーを通じてアクセスを行い、また通信されるデータに暗号化を施すという特徴を持っており、匿名性の高いプロキシ接続を行うことが可能になっている。告発サイト「WikiLeaks」などでも、Torの匿名技術が利用されている。
Torとは – IT用語辞典 Weblio辞書

オリジナルのスマホの開発を進めている

Koreの開発チームでは、スマホの開発を進めているといいます。このスマホは「コアフォン」という名称がつけられています。

コアフォンは従来のスマホと比較すると、プライバシー保護機能を最大限に高めるのが特徴といいます。仮想通貨の取引をするにあたって、スマホを使っている人は多いでしょう。しかしもしスマホがウィルスなどにやられたら、中の仮想通貨も盗まれるリスクがあります。

しかしコアフォンでしっかりとセキュリティ対策をとれば、今まで以上に安心して取引ができるでしょう。まだ製品化されていませんが、これが広く普及すれば、Koreの価格も上昇する可能性は十分あります。

Koreの価格推移

Kore (KORE) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

取引開始は2014年と比較的歴史のなる仮想通貨です。2017年後半までは、大きな価格変動もなく低価格のまま推移していました。仮想通貨全体の盛り上がりに合わせて、2017年6月以降は価格が高騰し、2018年初頭には最高値を記録しました。現在にかけて徐々に下降していきましたが、現在も取引開始時より高値で取引がされており、堅調に推移しています。

Koreの主な取引所