KiloCoinとは?
KiloCoinは、2016年2月に取引開始された仮想通貨で、通貨単位は「KLC」を使っています。仮想通貨が世界的なブームとなった2017年の12月ごろから急激な価格の上昇を記録し、その後いったん価格を下げていますが、今後また上昇する気配がある通貨のひとつです。LiteCoinをから分裂した通貨で、テクノロジーとしてはLiteCoinとほとんど同じP2P通貨です。いわゆるハードフォークと言われる分裂によって誕生した新通貨ですが、LiteCoinにはない特徴もあります。犯罪に使われる心配のない通貨という定評を得ています。
- LiteCoinとの異同点
- インフレ率は1年で10%
- 外国為替と取引可能
LiteCoinとの異同点
KiloCoinは、LiteCoinから分裂して誕生した通貨であるため、たとえばアルゴリズムとしてPoW(Proof of Wark)を使っている点で同様です。
大きな違いとしては、コインの供給数とマイニングのシステムがLiteCoinとは違うアルゴリズムを使っている点、グラフィック・ユーザー・インターフェースが異なっている点などです。初回に生産されたコインの数量が多く、100億枚のコインが取引開始から1年未満でマイニングされています。誰にでも使えるシステムであるため、多くの参加者がいると推測されています。
Litecoin – オープンソースP2Pデジタル通貨
インフレ率は1年で10%
KiloCoinには250億枚という発行上限枚数があり、これは10年間で流通するようにしてあります。10年間はインフレ率を1年で10%にするように設定されています。そのため、2026年までは価格が上昇し続けることが推測されます。
外国為替と取引可能
KiloCoinは他の仮想通貨との交換も可能ですが、外国為替との取引も可能です。通常の外国為替取引では高額の手数料がかかりますが、KiloCoinは仮想通貨ですので手数料を抑えることが可能です。安い手数料で誰でも世界中の誰にでも送金でき、受け取ることも可能です。
KiloCoinの将来性
KiloCoin (KLC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
取引開始は2016年です。取引開始から1年ほどは価格のボラリティが大きい時期もありましたが、その時期が過ぎたあとは低価格のまま推移をしていました。仮想通貨全体の盛り上がりの時期でもある2018年に入ると、一気に価格が高騰し2018年1月には最高値を記録しました。その頃と比較したら価格帯は低いですが、それでも取引開始時の大きなボラリティがあった時期の価格よりも高値で推移を続けています。仮想通貨全体の盛り上がりが過ぎ去ったあと、勢いをなくす仮想通貨も多い中で、一定の価格を保っている点は評価出来るでしょう。
KiloCoinはマイナー通貨のひとつで、いわゆる「草コイン」とも呼ばれていますが、2018年に入ってから大きく価格が変動しており、取引量も時価総額も上昇傾向があります。今後多くの取引が行われることが推測されており、2018年に注目しておくべき通貨のひとつの選ばれています。
しかし、公式サイトに大きな動きはありませんし、FacebookやTwitterなどのSNSの更新はストップしているようです。bitcointalkでも議論はほとんどありません。最新情報を入手するのは困難と言えるでしょう。