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KekCoinとは?
KekCoinは2017年に公開された比較的新しい仮想通貨で、通貨単位は「KEK」となっています。
発行上限枚数が2100万枚と非常に限られており、インフレが懸念されます。インターネットでのコミュニティで利用されることを目的としており、様々なシーンでの使い方が期待されている通貨です。
仮想通貨としての流通だけでなく、ブロックチェーンを応用したテクノロジーの発展を通じて世界の発展に寄与しようという意図で開発されています。
- PoSとSegwitの採用
- IPFSの応用
- MemeChainというプラットフォーム
PoSとSegwitの採用
仮想通貨で問題となるのが、マイニングに関するシステムです。マイニング報酬が一部の大規模事業者に集中することによって、非中央集権を目指す通貨に矛盾が発生しています。
それを防ぐ手段として進められているのがPoSで、この方式では取引を承認する人はランダムに選ばれます。コインを持っている人ほど当たりの確率を高くしてあるので、51%問題にも強いというメリットがあります。
また、KekCoinではSegwitを採用しています。Segwitは、仮想通貨のもうひとつの大問題であるトランザクションの停滞を解消する方式です。取引履歴のサイズを圧縮することによって、1つのブロックに記載できる分量を増やす技術です。
Segwitとは – 【DMM Bitcoin】 – 今、仮想通貨を始めるならDMMビットコイン
IPFSの応用
KekCoinは、HTTPなどに変わる新しいウェブシステムのIPFSを応用しています。
これは永続的に続くWebで、全世界の端末・ノードで分散して管理を実行するものです。HTTPは中央集権化しやすいことが近年指摘されており、無駄も多く、次世代のWebとしてIPFSが注目されています。
IPFSはデータやコンテンツを分散管理するので、特定のサーバーに依存しません。そのため、仮想通貨の目指す非中央集権に近い形が実現されます。
MemeChainというプラットフォーム
KekCoinではMemeChainという新しいプラットフォームを提供しています。
このプラットフォームでは、検閲を受けないブロックチェーンが実現され、より非中央集権的なコミュニティの形成に寄与します。各ユーザーは自由に通貨をやり取りし、その管理も分散的に行うことで、どこかに権力が集中することを防ぎます。
KekCoinの将来性

KekCoinは新しいコンセプトが多く盛り込まれた仮想通貨で、市場の動きも懐疑的です。先進的な通貨であると評価されていますので、今後の動向には注目しておきましょう。
KekCoinの今後に注目
KekCoin (KEK) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
取引開始は2017年です。取引開始直後から2018年にかけて、比較的上昇傾向で推移していました。2018年初頭には、仮想通貨全体の盛り上がりと共に一時高騰しています。その後、上昇と下降を繰り返しています。
先進的な機能を持った仮想通貨はたくさんあり、差別化が難しい状況です。今後の課題は一般ユーザーを巻き込んでいけるかや、そのためのマーケティング活動です。