telegramは次世代の仮想通貨を担う?

みなさんは、telegramという言葉を聞いたことはありますか?telegramとは、メッセージを暗号化したSNSのことです。今注目を浴びている技術なんですよ!

なぜ注目を浴びているのか。それは、telegramは、ビットコインやイーサリアムといった既存の仮想通貨が採用している技術を上回る技術かもしれないからです。

そしてtelegramは、ICOを行う予定ですが、どのような目的で行われるのでしょうか?以下で詳しく説明していきます!

そもそもtelegramとはどのようなもの?

telegramとは2013年に立ち上げられたサービスのことです。

SNSの中でも、メッセージを暗号化する技術を導入しており、その規模はLINEに匹敵すると言われています。

メッセージアプリのLINEは、現代ではほとんどの人が使用しているアプリですよね。「メッセージのやり取りはLINE!」という人もたくさんいると思います。

そんな便利LINEですが、一方ではアカウントを乗っ取られるという問題が発生していて、個人のプライバシーが時に侵害されるという懸念もあります。

telegramは、LINEよりもセキュリティの面で優れています。また、メッセージを暗号化しているため、メッセージのやり取りを他者に見られる心配もなくなります

そのため、特にロシアや東ヨーロッパなど、まだ検閲などが厳しいとされている国では、プライバシーを守ってコミュニケーションが取れるということで、頻繁に利用されています。

ロシアや東ヨーロッパを中心として、世界中で約2億人もの人が利用していると言われています。

TONというプロジェクトを立ち上げる

このtelegramでは、今後ICOを行う予定があると言われています。なぜICOで資金調達するのでしょうか?

それはTONというプロジェクトを進めるためです。

TONとは「Telegram Open Network」の頭文字をとったもので、これがビットコイン等で使われている既存のブロックチェーン技術を上回るのではないかと期待を集めています。

telegramユーザーは、TONの元、トークンによって世界中に送金が可能となります。送金手数料はクレジットカードなどと比較すると安く抑えられます。なので、今まで以上に手軽に送金できるようになると見られています。

ちなみにトークン名はGramになる計画が立てられています。このプラットフォームがうまく進行すれば、ビットコインやイーサリアムが現在採用している技術を上回る!と注目を集めているのです。

サービスの形態としては、中国のチャットアプリのWeChatで送金するのと同じ感覚で仮想通貨を送金する感じになります。

telegramのICOの予定はどうなっている?

当初の予定では、ICOは2018年3月ごろに行うことになっていました。

その計画では、5億ドルのGramを機関投資家に発行して、その後一般向けにもICOを行う予定になっていました。ちなみに発行されるGramですが、その中の52%はtelegramが保有するプランだそうです。

ですが、この計画は、スムーズには進行していません

3月に入って2回プライベートセールを実施して、17億ドルの資金調達に成功しました。このプライベートセールだけで想定外の金額を確保できたので、一般向けのICOの計画がいったん中止になってしまったのです。

一般向けの計画が再開される予定は現時点ではありません。一般投資家にとっては残念ですが、それだけTONに対する期待が高かったと言えます。

まとめ

ここまでtelegramについて説明してきました。telegramは、とても便利な技術ですし、今後広がっていくことでしょう。ICOの動きも含めて今後の動向に注目していきたいですね!