ブロックチェーン間の相互運用性のためのI/O Coin

I/O Coinとは?

仮想通貨の歴史はそれほど古くはなく、多くの仮想通貨がここ数十年ほどで誕生したものです。さらにここ数年の間に誕生したものも数多くあります。

近年誕生した仮想通貨の多くが、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨の欠点を改善したものになっていますが、その他の特徴を持っているアルトコインもあります。その一つがI/O Coinです。

この記事では、I/O Coinの3つの特徴について紹介します。

I/O Coinの3つの特徴
  • ブロックチェーンの相互運用性のための仮想通貨
  • ハイブリッド型アルゴリズム
  • 今後の可能性が広がっている

ブロックチェーンの相互運用性のための仮想通貨

I/O Coinが世界的に注目を集めている理由が、異なる形状のブロックチェーンの相互運用性を高める仮想通貨であるという点です。

現在仮想通貨はブロックチェーンという考え方で構築されているものです。いろいろな取引の内容や履歴をブロックに書き込んでそれが連なっているというのがブロックチェーンです。当然一つのブロックに書き込める量には限界があるので、ブロックがいっぱいになるたびに新たなブロックが必要になります。取引量が増えてくるとブロックを大量に作らなければならなくなるので取引の速度が遅くなります。

しかし各仮想通貨のブロックチェーンは相互運用性がなく、トラブルの解決が遅れているのが現状です。I/O Coinはこうした仮想通貨の問題を解決するためのシステムとして世界中から注目されているのです。

ハイブリッド型アルゴリズム

I/O Coinの別の特徴は二つのアルゴリズムを採用することでリスクを低減しているということです。

ビットコインではProof of Workというアルゴリズムを使っています。有志がブロックチェーンのチェックを行い不正を防ぐというものです。有志には働きの報酬としてビットコインが与えられます。これをマイニングといいます。

一方で最近誕生した仮想通貨の多くはProof of Stakeというアルゴリズムを採用しており、より多くの仮想通貨を持っている人ほどマイニングがしやすくなるというものです。I/O Coinはこの両方をハイブリッドで採用することでリスクを低減し、両方のメリットを得ることができます

今後の可能性が広がっている

I/O Coinは今後仮想通貨の抱える問題を解決する可能性があるという点で、世界中の投資家の注目する仮想通貨となっています。

今後も価格が上昇していくことが予想されるので、投資の対象として検討してみてもいいかもしれません。

I/O Coinはビットコインに代わる存在になるか?

I/O Coin (IOC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCa

取引開始の2014年から数年は価格の変動はほとんどありませんでした。2016年頃から徐々に値上がりの傾向が見られ、2018年現在も上昇傾向にあり、2018年には最高値を記録しています。

ビットコインなどの仮想通貨が抱える問題を解決するI/O Coin。大規模な取引に不向きなビットコインなどに代わってI/O Coinが使われるようになれば、将来性は非常に期待出来る仮想通貨でしょう。ただし、ビットコインに代わると言われている仮想通貨はたくさんあり、技術的に優れている仮想通貨もたくさん出回っています。その中で差別化出来るかどうかが重要なポイントではないでしょうか。

長期的な技術革新に焦点を当てているため、ロードマップの内容や進捗を確認する際は先々を見据えた内容になっているかという目線でチェックをすることをおすすめします。

I/O Coinの主な取引所