アメリカの運用会社「Horizon Kinetics」の創設者兼CEOのMurray Stahl氏

 

Murray Stahl氏は、アメリカの独立系運用会社「Horizon Kinetics」の創設者であり現CEOです。Horizon Kinetics は、Stahl氏が以前勤めていたバンカーズトラストでの経験で確立した投資哲学を用いてさまざまな企業に投資しており、ブロックチェーン関連の企業にも多く投資しています。現在、従業員は約70名で拠点はニューヨーク市とエルムズフォードです。

Murray Stahl氏について

・バンカーズトラストでの経験を生かして多方面に活躍
・ビットコイン価格の強気予想で有名なTim Draper氏と同様の予想

バンカーズトラストでの経験を生かして多方面に活躍

Murray Stahl氏はHorizon KineticsのCEO兼会長で、同社の共同創設者です。30年以上の投資経験を持ち、同社の海外の不動産調査の責任者でもあります。また、Horizon KineticsのCIOでもあり、同社の投資委員会の会長としてポートフォリオマネージメントの決断の責を担っています。さらに、Stahl氏はHorizon Kinetics以外にも多数の投資会社のポートフォリオマネージャーを兼任するほか、FRMO社でもCEOを勤めるなど活動の幅が広い人物です。また、ミネアポリス穀物取引所やバミューダ証券取引所の役員でもあります。そんなStahl氏はHorizon Kineticsを創設するまで、バンカーズトラストで16年間シニアポートフォリオマネージャーとリサーチアナリストとして活動していた経験があり、その経験で培われた投資哲学が反映されているのがHorizon Kineticsの投資方針です。

ビットコイン価格の強気予想で有名なTim Draper氏と同様の予想

Horizon Kinetics率いるStahl氏は、ビットコインの予想価格の算出も行っています。ビットコインの強気予想といえば、ツイッター、スカイプ、テスラなどにも早くから投資していたTim Draper氏が有名ですが、そのDraper氏は2018年時点でビットコインが2022年までに25万ドルに上昇すると予想していました。どんな計算方法によってこの金額になったのかDraper氏は明かしていませんが、実はStahl氏もDraper氏とほぼ同様の予想をしています。Stahl氏によると法定通貨は金などとの兌換が保証されていませんが、ビットコインは発行枚数が2100万枚と制限があるため、世界のどの法定通貨より価値があるとのことです。