北海道ニセコスキー場でいよいよキャッシュレス決済が実用化!

 

この記事のポイント

■ブロックチェーン技術を用いたSコインが北海道ニセコスキー場で実証実験
■SBIグループが開発したSコインプラットフォームを利用
■QRコード決済によってリゾートエリア内の飲食店でキャッシュレス決済が可能

日本国内でもいよいよ実用化

ブロックチェーン技術は世界各国のいろいろな場所ですでに実用化が始まっています。日本国内でもブロックチェーン技術の実用化はすでに始まっていますが、仮想通貨の実用化という点については、もしかしたら北海道ニセコスキー場はパイオニア的な存在になるかもしれません。

世界でも有数のスキー場として知られている北海道ニセコスキー場では、2018年に仮想通貨のSコインを利用したキャッシュレス決済の実証実験をスタートしました。これは、SBIグループによって開発された仮想通貨のSコインを決済に利用するというものなのですが、その開発にはblocチェーン技術や分散型台帳技術が駆使されていて、Sコインプラットフォームを基盤として機能するという特徴があります。ユーザーは、NHAMによって提供されている決済アプリのNISEKO Payをスマホに入れることによって利用が可能となるわけですが、キャッシュレス決済ができるアプリということもあり、かなり好評だったようです。

リゾート内の飲食店で利用できるから便利

北海道ニセコスキー場での仮想通貨決済は、スキーリゾート内の飲食店やショップなどでキャッシュレス決済ができるだけでなく、北海道のニセコひらふエリアで暮らす住民にも働きかけて、スキーリゾート周辺エリアでも利用することが可能となっています。

スキーリゾートでは、従来、リゾート客は飲食のために現金を持ち歩かなければいけず、とても不便だと感じていたものです。しかし北海道ニセコスキー場のキャッシュレス決済ができるようになったおかげで、自由に飲食を楽しめるようになったという声は多いですし、飲食店の側にとっても現金の出し入れを行う手間が省けたり、現コインを数える面倒さがなくなったという問題、おつりを準備するという問題などがスッキリ解消できたというメリットがありました。スキーをする場合でも、万が一のためにスマホは携帯するというユーザーは多いため、スマホにキャッシュレスアプリをインストールすることによって、お財布は持たずにスキーリゾートを楽しめるというわけですね。

このシステムは世界全てのスキーリゾートなどで活用できる利便性を持っているため、今後はさらに広く普及することが期待されています。