市場が冷え込んで投資ファンド(仮想通貨専業)のGrayscale Investmentsが資産を増やし続ける理由




仮想通貨の価値が下落に転じ、市場が氷河期を迎えたと言われた2018年ですが、そんな中にあっても投資ファンド(仮想通貨専業)のGrayscale Investmentsはその保有資産をどんどん増やしています。

・Grayscale Investmentsはデジタルカレンシーグループの子会社
・Grayscaleはビットコイン循環供給量の1%を保持している
・弱気相場の2018年でも過去5年間で最高額の資産を調達した
一体なぜGrayscaleは投資資産を増やし続けているのでしょうか?

強気の投資を行うGrayscale

Grayscale Investmentsはアメリカの仮想通貨投資ベンチャーキャピタルであるデジタルカレンシーの傘下企業で、ニューヨークに拠点を置き投資ファンド(仮想通貨専業)を運用しています。

2014年に創業して以来、投資家からの資金が流入し続け、2018年の3四半期で3億3000万ドル、約370億円を調達しました。これは2017年の調達資金の13倍もの額であり、創業5年間で最高額です。しかも第3四半期だけでも約91億円の資金を調達しており、第2四半期に比べると33%の増加を見せています。

しかし、思い返せば2018年は仮想通貨市場においては史上最悪の年でした。2017年の盛り上がりの反動であるかのように、ビットコインを始めとする仮想通貨の価値は下がり続け、ついには回復することはありませんでした。そのため、2018年11月のビットコインキャッシュのハードフォークの際には、数週間で4億ドル以上もの損失を出しました。

それでもGrayscaleは投資ファンド(仮想通貨専業)としての強気の姿勢を崩すこと無く、2018年12月の時点でGrayscaleのビットコイン所有量はビットコイン循環供給量の1%を上回ってしまいました。一体なぜ、Grayscaleは資産を増やし続けているのでしょうか。

機関投資家は2018年の市場をチャンスと捉えた

Grayscaleのクライアントの6割は機関投資家です。彼らは、2018年の大暴落を、むしろエクスポージャーの比率を上げる絶好のチャンスだと捉えたのです。
そのため、機関投資家からの信頼が厚いGrayscaleに資金を集め、市場が反転する機会を狙っているのだと言います。

Grayscaleの調査によると、市場が好調だった2017年には機関投資家は仮想通貨に手を出しておらず、2018年から参入の動きが見られるようになってきたと言います。Grayscaleの好調の要因は市場反転の予兆だという専門家もいるのです。