GoldCoinとはどんな特徴の仮想通貨か?

GoldCoinとは?

GoldCoinは、2013年に公開された仮想通貨で、通貨単位として「GLD」を使っています。

発行上限枚数は1億2300万枚と非常に多いのが特徴です。世界初のゴールドバックの仮想通貨として高い注目を集めています。仮想通貨には高い流動性があり、それに金を紐付けして、資産としての価値を持たせた通貨です。

この記事では、GoldCoinの3つの特徴と将来性について紹介します。

GoldCoinの3つの特徴
  • 強固な防御システム
  • 素早い取引時間
  • 多彩なウォレット

強固な防御システム

GoldCoinは資産価値を金で裏付けした仮想通貨です。リアルに存在する金と交換できる仮想通貨として注目されています。

また、強固な防御システムを持っていることも魅力と言っていいでしょう。仮想通貨は「51%問題」というマイニング上の重要な安全性の問題を抱えています。すべてのマシンのパワーのうち51%以上のパワーを持った悪意のユーザーがいたとき、データを改ざんされるというリスクです。

GoldCoinは、この51%以上のパワーを持つ悪意のユーザーの改ざん攻撃に対する防御システムが装備されており、他の通貨に比較して安全性が高いと評価されています。

素早い取引時間

GoldCoinはRiverという新しい承認アルゴリズムを採用しています。

これはビットコインなどの通貨に比較して取引を承認する時間が短いというメリットがあります。仮想通貨では、取引記録を記載したブロックを生成して承認し、それを継承していくシステムを採用しています。

そのため、ブロック生成時間はそのまま通貨の取引速度に影響します。Riverによって、通常の通貨では10分程度必要なブロック生成を2分程度で実行することが可能になっています。

多彩なウォレット

GoldCoinは、様々なプラットフォームを利用可能です。

ユーザーはWindows、OSX、Linux、Androidなど世界的に利用されている主要なプラットフォームのすべてでGoldCoinのウォレットがダウンロード可能です。そのため、ユーザー自身が保管しやすいウォレットを選択でき、決済手段として活用できます。

GoldCoinの将来性

GoldCoinは、金という資産価値を担保するリアルな裏付けのある点が魅力の通貨です。

51%攻撃を受けるリスクが極めて低く、不正が発生しにくい点も実用的です。派手で人目を引くようなプロジェクトが動いているわけではありませんが、今後は堅実に価値を見出されていくことが推測されています。長期的には徐々に伸びていくことが予想される通貨です。

GoldCoinは堅実に伸びていく

GoldCoin (GLD) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

2013年取引開始と古株の仮想通貨です。取引直後の大きな値動きのあとは、ゆるやかに価格が推移していました。2017年頃から再度高騰し、価格が乱高下しています。現在は再度下降気味な推移に突入してきています。

51%攻撃にも耐えられ、ウォレットの種類も豊富なGoldCoinですが、他の仮想通貨も同様にセキュリティ面での安全性を全面に出しており、特別な機能とは言えません。

しかし、金と交換可能という仮想通貨は唯一だろうと思うので、今後もそれを目当てにする投資家もいるはずです。今後、大きく価格が高騰することを期待するというよりは、堅実なアップデートや成長を望む仮想通貨です。今後のロードマップの進捗にも注目です。

GoldCoinの主な取引所