ドイツの自動車メーカーダイムラーが仮想通貨導入を発表

 

この記事のポイント

・ダイムラーがMobiCoinの導入を発表
・MobiCoinとは
・他の自動車メーカーも追随する可能性

ダイムラーが仮想通貨導入を発表

メルセデスベンツを製造するドイツの自動車メーカーダイムラーは、このほどブロックチェーン技術を活用した仮想通貨を導入すると発表しました。ダイムラー社が導入を検討する仮想通貨は「MobiCoin」です。自動車メーカーが仮想通貨を導入する背景に注目が集まりました。それと同時に仮想通貨市場関係者にとってポジティブマインドになるニュースになることが期待されています。

MobiCoinとは

仮想通貨とはブロックチェーン技術を応用して開発されました。仮想通貨のメリットは中央銀行に支配されずに通貨を流通させることが出来ること、インフレやデフレに左右されないといったことが挙げられます。世界的に見て仮想通貨は投資対象としか見られていない傾向にありますが、仮想通貨は大きな可能性を秘めていて、仮想通貨を活用することでさまざまな分野に応用できます。ダイムラーが発表したMobiCoinもその一つです。

MobiCoinの受け取り方法

MobiCoinをどのように活用するのかが注目されますが、ダイムラー側の広報によれば、環境に配慮した運転を心がけることで、優良ドライバーに対して一定数のMobiCoinを付与するとのことです。MobiCoinをためることでダイムラーが主催するイベントの入場券などがもらえるようになります。特にメルセデスカップ観戦チケットなどがもらえるため、メルセデスファンにとってもメリットが大きいと言えるでしょう。

MobiCoinの影響力

MobiCoinが普及するなら、他の自動車メーカーも追随することが十分に考えられます。仮想通貨を導入することで、たとえば得られたMobiCoinを車検や修理費用に充当することが出来るようになるかもしれません。これはオーナーにとってメリットが大きく、メーカーにとっても顧客保全という意味から最適な方法の一つとなることでしょう。

他メーカーの動き

他のメーカーも仮想通貨を活用したサービスの提供を検討しています。たとえばBMWはブロックチェーンプラットフォームを提供する企業との提携を発表しました。今後は自動車の購入でも仮想通貨が利用できる時代が訪れるようになるかもしれません。

もし今回のMobiCoinプロジェクトが軌道に乗るならば、仮想通貨を活用する機会が増加するだけでなく、仮想通貨市場にとっても好材料となることでしょう。今後の動きに目が離せなくなりました。