フリージャーナリストのLaura Shinによる介入劇

この記事のポイント

・仮想通貨ジャーナリスト
・イーサリアムをめぐる紛争に介入
・仮想通貨界への影響力

仮想通貨界の大御所

Laura Shin(ローラ・シン)といえば仮想通貨界きってのフリージャーナリストです。もともとはアメリカの有名な雑誌「フォーブス」の副編集長を務めていた経歴があり、仮想通貨だけでなくアメリカ経済に精通しています。今では仮想通貨の第一人者としても名高い存在となっていて、仮想通貨の値動きにも影響を与えるほどの発言力を持っています。

イーサリアムを支持するジャーナリスト

Laura Shinが推奨するのはビットコインとは一線を画すPoS(プルーフオブステーク)というコンセンサスアルゴリズムを採用した仮想通貨です。イーサリアムなどの仮想通貨はPoSを採用しています。これらの仮想通貨へ投資する最大のメリットはセキュリティーの高さでしょう。ビットコインはPoWと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用していますが、デメリットは51%の被攻撃脆弱性です。セキュリティーホールを突かれれば盗掘の危険性が高まります。

ルビーニ氏問題

このほどLaura Shinは自信が運営するポッドキャスト「Unchained」内で仮想通貨界をめぐる内紛に決着をつけるための提案を行っています。ことの発端はニューヨーク州立大学のヌリエル・ルビーニ氏がイーサリアムの創設者の一人であるビタリック・ブリテン氏を批判したことです。ルビーニ氏によればイーサリアムの創設者グループが仮想通貨を独占し、市場に適切な仮想通貨がいきわたらないようにしているとの主張を繰り広げました。

これに対してブリテン氏は沈黙を保っていましたが、ルビーニ氏の彼に対するバッシングが日に日にエスカレートしていくことに市場が不安を感じるようになり、介入が必要な状況にまで悪化しました。そこでLaura Shinが仲裁役を買って出る形をとり、今後の両者の話し合いに注目が集まる状況になっています

Laura Shinへの期待が高まる

ルビーニ氏の予言によれば今後イーサリアムの大暴落が進み、仮想通貨は取引自体が成り立たなくなる恐れがあると警告しています。しかしこの警告には疑問を呈する投資家が多く、ルビーニ氏の影響を重く見たLaura Shinが行動を起こしたのです。Laura Shinはツイッターのフォロワーが10万2千人を超え、影響力が非常に高い仮想通貨ジャーナリストということもあり、市場関係者や投資家たちも注目しています。